多様な人種で構成!リメイク版『荒野の七人』が首位デビュー
全米ボックスオフィス考
先週末(9月23日~9月25日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、『七人の侍』と『荒野の七人』を原案にした映画『マグニフィセント・セブン』が興行収入3,470万3,397ドル(約34億7,033万9,700円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル100円計算)
冷酷非道な悪に支配された町の住人から彼を倒してほしいと雇われた7人のアウトローの姿を『トレーニング デイ』のアントワーン・フークア監督が活写した本作。7人組にはデンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホンをはじめ、白人だけでなく、アフリカ系アメリカ人、韓国人、メキシコ人、ネイティブアメリカンと多様な人種のキャストが集った。
『マグニフィセント・セブン』の3,470万3,397ドル(約34億7,033万9,700円)というオープニング興収は、今月9日公開のクリント・イーストウッド監督作『ハドソン川の奇跡』のオープニング興収(3,502万8,301ドル・約35億283万100円)とほぼ同等。公開から2週連続で首位を守っていた『ハドソン川の奇跡』は3週目で3位となった。
2位には、『モンスターズ・インク』『トイ・ストーリー』などを手掛けてきたアニメーターのダグ・スウィートランドらが監督を務めたアニメーション映画『コウノトリ大作戦!』が興収2,131万1,407ドル(約21億3,114万700円)で初登場。「コウノトリ宅配便社」に勤めるNO.1配達員のコウノトリ・ジュニアが、会社の思わぬ手違いで誕生した人間の赤ちゃんを内緒で人間界に届けるために奮闘するさまを描く。
今週末は、ティム・バートン監督のファンタジー『ミス・ペレグリンズ・ホーム・フォー・ピキュリアー・チルドレン(原題) / Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children』、2010年に起きたメキシコ湾原油流出事故を題材にしたマーク・ウォールバーグ主演アクション『ディープウォーター・ホライズン(原題) / Deepwater Horizon』、ザック・ガリフィナーキス、オーウェン・ウィルソンら共演のコメディー『マスターマインズ(原題) / Masterminds』などが公開される。(編集部・市川遥)
9月23日~9月25日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『マグニフィセント・セブン』
2(初)『コウノトリ大作戦!』
3(1)『ハドソン川の奇跡』
4(3)『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』
5(4)『スノーデン』
6(2)『ブレア・ウィッチ』
7(5)『ドント・ブリーズ(原題) / Don't Breathe』
8(7)『スーサイド・スクワッド』
9(6)『ウェン・ザ・ボウ・ブレイクス(原題) / When the Bough Breaks』
10(9)『クボ・アンド・ザ・トゥー・ストリングス(原題) / Kubo And the Two Strings』