『君の名は。』V7!『ポニョ』射程圏内!
映画週末興行成績
秋の3連休と重なった土日2日間(10月8~9日)の全国映画動員ランキングが11日に興行通信社より発表され、新海誠監督の『君の名は。』が7週連続で1位を獲得。歴代興行収入総合ランキング10位、歴代邦画アニメーション4位の『崖の上のポニョ』の155億円が射程圏内に入ってきた。
『君の名は。』は、先週末の成績が動員約51万3,000人で興収約7億円となり、前週比88.7パーセントと好調をキープ。10日の祝日をあわせた3日間の動員が80万611人、興収が10億5,367万3,800円を記録。封切りから10日までの46日間の成績は累計動員1,119万6,377人、累計興収145億6,387万7,800円となり、動員1,000万人を突破した。
マット・デイモン演じる暗殺者の孤独な戦いを描いた人気アクションサスペンスシリーズ最新作『ジェイソン・ボーン』が動員24万6,617人、興収3億4,523万6,800円を記録し、2位に初登場。この数字は2007年公開の前作『ボーン・アルティメイタム』(最終興収16億5,000万円)のオープニング成績(土日興収3億2,498万7,800円)を超える、シリーズ最高のオープニング成績となった。
「EXILE TRIBE」が展開するプロジェクトの長編劇場版第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』が313スクリーンで公開され、動員22万4,000人、興収2億9,800万円で初登場3位に。祝日を含めた3日間では動員29万8,639人、興収3億8,785万5,300円となった。ローカル部と都市部の対比では8対2と、地方での動員が強かった本作。同グループのファンのみならず、男性客やカップル、家族連れなどが劇場を訪れた。
朝のワイドショーで司会を務める落ち目のキャスターの災難だらけの一日を描いた中井貴一主演『グッドモーニングショー』が5位にランクイン。祝日をあわせた3日間で動員12万7,834人、興収1億5,783万4,000円となった。
8位に入った『怒り』は累計動員101万4,507人、累計興収13億37万8,400円と動員100万人を上回った。4位の『映画「聲の形」』は累計動員123万8,000人、累計興収16億1,400万円でこちらも動員100万人を突破。今週は惜しくもベストテン圏外となったが、広瀬すず主演の『四月は君の嘘』も動員100万人に到達している。
公開11週目の『シン・ゴジラ』は累計動員531万4,948人、累計興収77億1,484万6,800円を記録。本田翼、山本美月主演の『少女』は初登場11位で、動員5万8,834人、興収7,856万8,100円となった。
今週末は『何者』『永い言い訳』『彼岸島 デラックス』『GANTZ:O』『ダゲレオタイプの女』『お元気ですか?』『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2016年10月8~9日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(1)『君の名は。』:7週目
2(初)『ジェイソン・ボーン』:1週目
3(初)『HiGH&LOW THE RED RAIN』:1週目
4(3)『映画「聲の形」』:4週目
5(初)『グッドモーニングショー』:1週目
6(2)『ハドソン川の奇跡』:3週目
7(4)『SCOOP!』:2週目
8(5)『怒り』:4週目
9(6)『闇金ウシジマくん Part3』:3週目
10(7)『シン・ゴジラ』:11週目