妻夫木聡、野村周平の人気にドキドキ!?歓声が小さかったら…
俳優の妻夫木聡が13日、都内で行われた映画『ミュージアム』ジャパンプレミアに出席、共演のイケメン若手俳優・野村周平に負けない自身の人気ぶりに安堵の表情を見せた。イベントには、主演の小栗旬、尾野真千子、丸山智己、田畑智子、松重豊、大友啓史監督も登壇した。
本作は、沢村刑事(小栗)と、カエルのマスクを被った猟奇殺人鬼・カエル男(妻夫木)のすさまじい対決を描いたスリラー・エンターテインメント。雨の日に起こる連続猟奇殺人事件の犯人・カエル男を追いかける沢村が、やがて絶望的な状況に追い込まれていくさまを、ち密なストーリー、過激な描写、裁判員制度の問題という奥深いテーマを盛り込んで描く。
この日、これまでシークレットだったカエル男役の妻夫木が登場すると、会場は歓喜の声に包まれた。妻夫木は、「カエル男を発表する際に、野村周平(に向けられたファン)の歓声よりも低かったらどうしようとドキドキしていたんですけど良かったです」と笑顔。本役については「原作の頃から好きなキャラクターで、まさか自分がやらせてもらえるなんて思ってもみなかった」そうで、「大友監督と話して、原作通りより映画だからこそできるカエル男を目指せればと思い、いっぱい遊ばせていただきました」と楽しんで役に没頭したことを打ち明けた。
しかし、大友監督に対して不満も口にする妻夫木。打ち合わせの際、「霧島早苗(カエル男)は完璧主義者なんだよね。部屋の中で鍛えているシーンも入れようと思うから、体をめちゃめちゃ鍛えてほしい」とリクエストされ、約4か月にわたり週に3日もジムに通って体を鍛え上げたという。ところが撮影がはじまり、部屋のセットを見たところ、トレーニング機器が置かれていないため、当然トレーニングシーンも撮影されなかったとか。妻夫木は「ちょっとタンクトップになるシーンがあって、その時に二の腕が映ったくらいですね」と見せ場がわずかで、ジム通いがムダになったことを嘆き、大友監督を苦笑させていた。(取材/錦怜那)
映画『ミュージアム』は11月12日公開