『キングスマン』義足の殺し屋から『スタトレ』新エイリアンに!今注目の女優を直撃!
今年、50周年を迎える『スター・トレック』シリーズの記念作となる『スター・トレック BEYOND』で、クリス・パインやザカリー・クイントらおなじみの主要メンバーと並び、重要な役目を果たしているのが新キャラクター、ジェイラーだ。その役に抜てきされ、まさに躍進中の女優ソフィア・ブテラが、本作でのエピソードからトム・クルーズとの次回作についてまで語った。
小麦色の肌もあいまって、とても引き締まった印象の小さな顔に、すんなりと伸びた長い手足もしなやかなソフィアは、もともとダンサーだった。それもマイケル・ジャクソン、マドンナ、リアーナと名だたるスターのミュージックビデオ出演やバックダンサーを務めてきたほどの実力の持ち主。そして、そのずば抜けた身体能力を活かし、スパイアクション『キングスマン』では義足の殺し屋役で華麗なアクションを披露し、本作でも男性陣に負けない迫力のアクションをこなしている。
しかし、ソフィアは「ダンスはとても役立っているわ。なにしろ『キングスマン』をやるまで、アクションの経験はなかったくらいだから。アクションのために武術、テコンドーのトレーニングをしたの。新しいことをするのはワクワクするわ」と短期間で身につけたアクション技術であることを明かした。
一方、すでに2作が世に出ている『スター・トレック』新シリーズに加わったことについて、「みんなとても親切に受け入れてくれた。2007年からのメンバーに入っていくのには不安もあったけれど、月曜にみんなと顔合わせして、その金曜にはファミリーの一員になれたわ」と適応力も抜群のようだ。
本格的なアクション女優として引く手あまたとなったソフィアは、次々と大作への出演が決まっているが、「まだ新人だから。やったことがなかったこと、だいたい全部がそうなのだけど(笑)。そういうことにチャレンジしているの。学んでいるところよ」といたって謙虚。
次回作に決まっているリブート版『ハムナプトラ』で共演中のトム・クルーズについては、「すごい人よ。演じることがほんとうに大好きなの。とても親切だし。仕事をすごく愛していて、音響から照明まで何でもよく知っていて、そういう知識を楽しげに教えてくれる。一緒に働くには素晴らしい人だわ」と横顔を語る一幕もあった。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)
映画『スター・トレック BEYOND』は10月21日より全国公開