ベン・アフレック主演作が首位!『シン・ゴジラ』も3日連続トップ10と健闘
全米ボックスオフィス考
先週末(10月14日~10月16日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ベン・アフレック主演映画『ザ・コンサルタント』が興行収入2,471万273ドル(約24億7,102万7,300円)という予想を大きく上回るヒットを飛ばして首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル100円計算)
同作は、ベンが昼は田舎のさえない会計士、夜は裏社会の殺し屋として巨悪と対峙するアンチヒーローにふんしたサスペンスアクション。前回1位の『ガール・オン・ザ・トレイン』とほぼ同等のオープニング興収だが、観客からの評価という点では『ガール~』を大きく上回っており、落ちの少ない興行が期待できる。ただ、今週末には同じ客層をターゲットにしているトム・クルーズ主演の『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』の公開が控えており、こちらに観客を取られてしまうことになるかも。
ほかの初登場組では、ケヴィン・ハートのリンカーン・フィナンシャル・フィールドでのお笑い公演を基にした『ケヴィン・ハート:ワット・ナウ?(原題) / Kevin Hart: What Now?』が3位で興収1,176万7,210ドル(約11億7,672万1,000円)。スタンドアップコメディー映画で歴代最高のオープニング興収を記録した。一方、マテル社のアクションフィギュアシリーズを実写映画化したSFアクション『マックス・スティール』は、2,000館以上で公開されたものの全く振るわず、興収218万2,216ドル(約2億1,822万1,600円)で11位となってしまった。
また、先週は火曜日から『シン・ゴジラ』が公開され(18日までの期間限定)、488館という限られたスクリーン数ながら公開初日(火)、翌日(水)、翌々日(木)と3日連続で日刊興収ランキングトップ10入りを果たした。 金曜と日曜は大幅に公開館が減らされたため週末興収ランキング(10月14日~10月16日)では19位だったものの、16日までの累計興収は150万1,390ドル(約1億5,013万9,000円)に達するなど健闘した。
今週末は、トム・クルーズ主演の『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』、ホラー映画『呪い襲い殺す』の続編などが公開される。(編集部・市川遥)
10月14日~10月16日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ザ・コンサルタント』
2(1)『ガール・オン・ザ・トレイン』
3(初)『ケヴィン・ハート:ワット・ナウ?(原題) / Kevin Hart: What Now?』
4(2)『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』
5(3)『ディープウォーター・ホライズン(原題) / Deepwater Horizon』
6(5)『コウノトリ大作戦!』
7(4)『マグニフィセント・セブン』
8(7)『ミドル・スクール:ザ・ワースト・イヤーズ・オブ・マイ・ライフ(原題) / Middle School: The Worst Years of My Life』
9(8)『ハドソン川の奇跡』
10(6)『ザ・バース・オブ・ア・ネーション(原題) / The Birth of a Nation』