宮沢りえ、V6森田剛との熱愛質問に無言…笑顔で立ち去る
V6森田剛との代官山デートを報じられた女優の宮沢りえが29日、都内で行われた主演映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の初日舞台あいさつに出席した。終了後に報道陣から「代官山でのデートはいかがでしたか?」と声をかけられたが、無言のまま笑顔で会場を後にした。
余命宣告を受けたヒロイン双葉(宮沢)が行方不明の夫・一浩(オダギリジョー)を連れ戻すことをはじめ、最後の四つの願い事をかなえようと奔走する姿を描いた本作。この日は宮沢のほか、杉咲花、松坂桃李、オダギリ、伊東蒼、メガホンを取った中野量太監督が出席した。
宮沢はオファーをもらった当時を振り返り、「本当に素晴らしい脚本に感動して、わたしも同じように母をガンで亡くしたので、なんだか演劇の神様に試されているなという気持ちがした」とコメント。余命宣告をされた双葉を演じることは「並大抵のエネルギーではできないなと思って挑んだ」というが、撮影が始まると、共演者たちの素晴らしい演技に救われたといい、「すてきな娘たちと共演者たちと毎日奇跡のような素晴らしい時間を重ねに重ねて出来上がった作品だなと思っています」としみじみ語った。
また「演技はうその中で生きること」と続けると「ここにいる共演者たちと“本番といううそ”の中で呼吸していると、だんだんその枠がなくなって本当に今ここで生きているという感じがして、それがすごくすてきなことだなと思えた。この作品に出会えたことを本当に幸せに思います」と感慨深げだった。
夫役を務めたオダギリはそんな宮沢の言葉に「胸がいっぱいで何もしゃべれません」と感無量で、「宮沢さんと杉咲さんの二人が特に身を削って素晴らしい俳優としての表現をしていた」と絶賛。それゆえ「もうこの作品はいいに決まっているって思っていたのでなかなか観る気になれなかった」と他の出演者たちより半年遅れて本編を観ることになったと明かすと、「10年、20年後にちゃんと残っているであろう作品だなと思いました」とその仕上がりに満足そうな表情を浮かべていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『湯を沸かすほどの熱い愛』は公開中