ボイメン映画 遅刻あり、クサい演技あり…涙と笑いいっぱいの撮影を振り返る
名古屋から全国に羽ばたいた人気グループBOYS AND MEN(通称、ボイメン)の成長の軌跡を描くバイオグラフィー映画『BOYS AND MEN ~One For All, All For One~』の舞台あいさつが、30日、都内であり、ボイメンのメンバー10人が登壇。共演の俳優・渡辺いっけい、メガホンを取った植田尚監督とともに撮影を振り返った。植田監督が「辻本(達規)の芝居がクサくて苦労しました」「クランクイン初日に遅刻するヤツもいて」と告白すると、辻本達規は「ぼくはクサくないです。ナチュラルです」と必死に反論。勇翔は「一時間以上、素で遅刻してしまいました」と自ら挙手して監督に謝罪するなど、賑やかな笑いに溢れるイベントとなった。
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本作は、2010年に結成された同ユニットの5年間の歴史を、フィクションとノンフィクションを織り交ぜて仕立てた青春ストーリー。ボイメンのメンバーが自分自身を演じ、「ボイメンハウス」と呼ばれる合宿所で共同生活しているという設定で、それぞれの問題や課題に直面しながら、グループや個人として輝こうと奮闘する姿が描かれる。
リーダーの水野勝が、勇翔の初日遅刻について「がっつり、田中(俊介)にビンタされてました」と現場報告すると、勇翔は「やばい、怒られる、どうしようと思ったけど、監督に『笑顔でな』と優しくしてもらって、本当に申し訳ないと思いました」としんみり。植田監督は「よく見ると、映画のオープニングで(勇翔が)笑ってないからね。気の毒になっちゃって」と親心で救いの手を差し伸べたことを告白。
さらに、植田監督が「辻本は最初、緊張してるのかと思ったけど、アップになったら芝居がクサいとわかった。でも劇中の電話のシーンで、彼の演技にホロっとさせられた自分もいて」と続けると、辻本は「ほら、結果、名俳優です。カメラがあると、よく見せたいと思っちゃうんです」と独自の演技論を披露。すると渡辺から「俳優として、信じられない」とすぐにダメ出しされ、場内爆笑となった。
最後にメンバーは、本作について「ぼくたちの5年間の葛藤や思い、ボイメンの生き様が作品になった。全国に発信できてうれしい」(水野)「夢と希望が詰まった元気の出る映画」(田村侑久)「観て、自分で3回泣きました」(本田剛文)「(本作が)みんなに愛されることを願っています」(吉原雅斗)など、熱いコメントでそれぞれの思いを披露。渡辺も「彼らはアイドルというより、一人一人に個性があって、これからも付き合っていきたいと思わせるヤツら。(自分も)今日1日だけ、ボイメンのメンバーです」と盛り上げていた。(取材/岸田智)
映画『BOYS AND MEN ~One For All, All For One~』は全国で公開中