風俗店で絶頂の瞬間、くも膜下出血に…実録漫画「くも漫。」脳みそ夫主演で映画化
風俗店で最高のサービスを受け、絶頂を迎えた瞬間、くも膜下出血を発症した男の実話を描く中川学のノンフィクション漫画「くも漫。」が実写映画化されることが決定した。主人公をお笑いピン芸人・脳みそ夫、ヒロインの風俗嬢ゆのあを、女優・モデルの柳英里紗が演じる。
原作者が「人生で一番人に知られたくない出来事」を赤裸々につづった「くも漫。」は、WEB漫画サイト「トーチ」(リイド社)で2014年より連載が始まり1日4万ビューを記録。悲劇的な出来事にもかかわらず、「笑いごとじゃないけど最高に面白い!」「生きる勇気をもらった!」と共感する読者が続出した。映画では、長年の二ート生活を経て父のコネで教育現場の職を得た中川が風俗店でくも膜下出血を発症し、完治率30パーセントの病から奇跡の生還をとげるまで、その事実を周囲に隠し通そうと奮闘するさまが描かれる。
主演の脳みそ夫&柳のほか、主人公の妹役にシンガーソングライターの沖ちづる、病院の担当医役に板橋駿谷、主人公の母に立石涼子、父親役に平田満、病院の患者仲間に坂田聡が決定している。
メガホンを取るのは、テレビの情報番組やドキュメンタリー番組を多く手掛け、中川学のデビュー作をドラマ化した「僕にはまだ友だちがいない」(2014・NHK Eテレ放送)を企画・演出し、ATP全日本テレビ番組製作社連盟新人賞を受賞した小林稔昌。本作が小林の長編監督デビューとなる。脚本を、「僕にはまだ友だちがいない」で小林とタッグを組んだ放送作家の安部裕之が担当する。(編集部・石井百合子)
映画『くも漫。』は2017年1月下旬より新宿バルト9ほかで公開