菅田将暉、山崎賢人を尊敬「あいつすごいな」とポツリ
俳優の菅田将暉が5日、都内で行われた映画『溺れるナイフ』の初日舞台あいさつに出席した。菅田は本作で恋愛映画初主演。プライベートで仲がよく、恋愛映画の主演経験が豊富な山崎賢人の名を挙げると、「あいつすごいなって」とため息。「ちゃんとカッコよくないといけないし、美しくないといけない。じゃないとコイツら何やっているんだろうってことで終わってしまう世界だから」と恋愛映画の難しさを語った。
東京から田舎町に引っ越して来た美少女と、個性的な少年の出会いを軸に、10代特有のヒリヒリとした青春の日々を描いた本作。舞台あいさつには菅田と共にW主演の小松菜奈、共演の重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音、志磨遼平(ドレスコーズ)、メガホンをとった山戸結希監督も出席。
菅田は「完成して公開されたことが信じられないぐらい嬉しい。壮絶な現場で、なんとかして撮った映画だから」と本作を振り返り、「映画って簡単に公開されるものじゃない。たくさんの人の協力を経て公開されるんだなって。それをすごく感じた撮影でした」としみじみ。劇中のキスシーンでは、監督から「(役の)コウちゃんらしいキスをしてほしいので(小松の)顔につばをかけてくれ」とオーダーがあって困ったとも明かしたが、そんな菅田に監督は「いいつばでした。輝くつばでした」と声をかけ、恋愛映画初主演も奮闘した菅田の演技を絶賛した。
また、菅田は最近、別の作品の撮影のために全身の毛を剃ったことも告白。「今まで剃ったことがなくて……毛深いので家でお風呂の中で2時間くらいかけて剃りました。自分で剃ったんですけど、チクチクして……」と茶目っ気たっぷりにコメントした。(取材・文:名鹿祥史)
映画『溺れるナイフ』は全国公開中