ADVERTISEMENT

『ハリポタ』VFX制作会社、中国企業に買収される

買収してくれるわ~! - 映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』より
買収してくれるわ~! - 映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』より - Warner Bros. Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 映画『ハリー・ポッター』シリーズや『ゼロ・グラビティ』などで知られるイギリスのVFX制作会社フレームストアが、中国の複合企業カルチュラル・インベストメント・ホールディングス(以下、 CIH)に約1億5,000万ポンド(約195億円)で買収された。Sky News などが報じた。(1ポンド130円計算)

映画『ゼロ・グラビティ』フォトギャラリー

 フレームストアは1986年にウィリアム・サージェントらによって設立され、世界で最も影響力を持つVFX制作会社の一つにまで成長。『ゼロ・グラビティ』ではオスカーに輝き、最近では『ドクター・ストレンジ』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol. 2(原題) / Guardians of the Galaxy Vol. 2』、そしてエマ・ワトソン主演の実写版『美女と野獣』といった大作を手掛けてきた。

ADVERTISEMENT

 今回の買収によってCIHが株式の75%を保有し、残りをサージェントが持つことになる。サージェントは「CIHとパートナーとなることで、われわれはクリエイティブの面でも資金の面でもVFXにおけるリーダーとなるでしょう。ヨーロッパと北米での強みを生かし、エキサイティングな中国市場、そして急速に拡大しているアジア市場への参入を加速することになるでしょう」とコメントしている。

 今年に入ってから中国企業による欧米のエンターテインメント会社の買収が相次いでおり、先日には大連万達(ワンダ)グループがアメリカの制作会社ディック・クラーク・プロダクションズを10億ドル(約1,000億円・1ドル100円計算)で買収したばかりだったほか、1月にもワンダが『パシフィック・リム』などのレジェンダリー・エンターテインメントを35億ドル(3,500億円)で買収していた。(編集部・市川遥)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT