『スター・ウォーズ』フォースを信じて…帝国のマーチも響く日本だけのローグ・ワン新予告
映画『スター・ウォーズ』シリーズの隠された新たな物語を描く最新作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日全国公開)から、日本向けに新たな映像を詰め込んだ、“フォース”の存在を匂わせる予告編が公開された。
【動画】日本のファンへ!『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』予告編
『ローグ・ワン』は、シリーズの原点『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』へとつながる物語をつづった一本。銀河を脅かす帝国軍の究極兵器デス・スターの設計図を入手するという決死のミッションに挑む女戦士ジン(フェリシティ・ジョーンズ)と、彼女が率いる反乱軍の寄せ集めチーム「ローグ・ワン」の戦いと苦悩が描かれ、彼らを阻む存在として、シリーズを代表する悪役ダース・ベイダーも登場する。
ジェダイが消滅したとされる時代が舞台だが、公開された予告編のテーマは、“フォース”。映像は、幼い頃に両親と生き別れているジンが、母親から「フォースを信じて…」という言葉と共にクリスタルのペンダントを渡される場面からスタートする。「ローグ・ワン」メンバーにフォースの使い手はいないが、『スター・ウォーズ』のクリスタルといえば、ジェダイの扱うライトセーバーを作る際に使用されることも。ペンダントに秘められた秘密が気になるところだ。
さらに、ジンの父親で科学者のゲイレン・アーソ(マッツ・ミケルセン)が、デス・スター建設に関わっている事実も明らかに。帝国軍の制服に身を包んだ彼の正体にも注目。そして何といっても「帝国のマーチ」で始まり、Xウィングが飛び交う宇宙空間での壮絶な空中戦に、ストームトルーパーやAT-ACTとの地上戦、そして、圧倒的な迫力を放つベイダーと、デス・スターの破壊力を映し出したシーンも公開。ファン垂涎もののカットが満載されている。
予告と同時に、ルーカスフィルム社長で本作のプロデューサーを務めるキャスリーン・ケネディはメッセージ映像を公開。「『スター・ウォーズ』は日本文化、中でも黒澤(明)監督に大きな影響を受けています」とコメント。さらに、強大な敵を相手に自己犠牲をもいとわず闘い抜くローグ・ワンの姿は、やはり黒澤明監督の傑作『七人の侍』のようだとも語っており、過去のシリーズ同様、日本文化へのリスペクトが込められた作品であることを明かしている。
メガホンを撮ったのはハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』のギャレス・エドワーズ監督。フォレスト・ウィテカー、ドニー・イェンなど国際的な実力派スターが出演する。(編集部・入倉功一)