『ハリポタ』新シリーズ、若きダンブルドアはオープンなゲイに J・K・ローリングが示唆
映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』シリーズ第2弾には若きダンブルドアが登場することが決まっているが、彼はオープンなゲイとして描かれることになりそうだ。現地時間10日にニューヨークで行われた会見で、『ハリー・ポッター』シリーズの原作者であり、それから70年前を舞台にした新シリーズ『ファンタスティック・ビースト』5部作の脚本も手掛けているJ・K・ローリングが示唆した。
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ローリングは最終章「ハリー・ポッターと死の秘宝」を発表した2007年に、ダンブルドアについては常にゲイだと考えて執筆しており、彼はまだ若者だった頃、グリンデルバルドに恋していたと明言。小説や映画では、ダンブルドアとグリンデルバルドは親友だったがグリンデルバルドが闇の魔術に傾倒し、最終的には決闘することになってしまった……という過去があったと語られていた。新シリーズ第1弾『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では、グリンデルバルドが力を増し、彼の存在がヨーロッパを揺るがすようになったところだと言及されている。
ScreenCrushなどによると、会見で「『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』続編では若きダンブルドアをオープンなゲイとして描くのか、そしてグリンデルバルドとのロマンチックな関係が掘り下げられるか?」と聞かれたローリングは、「全てを話すことはできないけど、5部作の物語なのだから、その関係についてはたくさんのことが明らかになるでしょうね」と回答。
「今言えるのは、若い男性、そしてかなり問題の多い人としてダンブルドアを見ることになるだろうということ。なぜなら彼は(若い頃から)ずっと賢明だったわけではないから。もちろんとても賢い人だけど、(『ファンタスティック・ビースト』シリーズで)わたしたちは彼の人生の形成期を見ることになる。彼のセクシャリティーについては“乞うご期待”ね」と続けた。
『ハリー・ポッター』シリーズでは第1弾と第2弾でリチャード・ハリスさんがダンブルドア役を務め、彼の死後、第3弾以降はマイケル・ガンボンが引き継いでいた。製作陣は現在、若きダンブルドアのキャスティングについて話し合っているところだという。
第1弾は11月23日に日本公開、第2弾は2018年11月16日に全米公開される。(編集部・市川遥)