ガチでエグい…妻夫木聡、スキンヘッドで鬼の形相
公開中の映画『ミュージアム』より、新ビジュアルが公開され、妻夫木聡演じる猟奇殺人鬼・カエル男の正体である霧島早苗の新たな姿があらわになった。特殊メイクによって表現された霧島の、ただならぬ素顔がよくわかる1枚だ。
妻夫木が特殊メイクを施し、スキンヘッドで霧島を演じたことが大きな話題を呼んでいる本作。新ビジュアルは、霧島を追う刑事・沢村(小栗旬)との壮絶なバトルシーンを切り取ったもの。犯行時にはカエルのマスクを被る霧島の素顔は、これまでにも公開されているが、今回お披露目されたのは霧島にグッと寄った迫力の写真。沢村と掴み合いになっている霧島の肌からは血がにじみ、髪のない地肌には血管が浮いている風にも見える。さらに、霧島が沢村に向ける鬼の形相は、妻夫木とは思えないようなものだ。
同役について妻夫木は、「自分なりに考えたり、過去のサイコパス映画を観たりもしましたが、この手の役柄は頭で考えても難しいんじゃないかと思ったんです」と自分なりの考えを語り、「悩んだ挙句、すべてゼロに戻して、まずマスクを被ってみることにしました。自我を捨てて役を楽しんで演じれば、そこから出た芝居は嘘じゃなくなる。真実に変わるんじゃないか」と挑んだ心境を吐露した。
一方、霧島と対峙する沢村刑事を演じた小栗も「沢村という男の中には反省や悔しさ、怒りなど様々な感情が入り組んでいたので、この役を生きるのはなかなかしんどい作業ではありました」と苦労を明かす。霧島の罠にはまり地下室に監禁されるシーンもあるが、「自分自身も監禁状態に追い込もうと思っていたので、ホテル住まいをしたんです。あの一週間は、食事も劇中で食べているハンバーガーだけ。むしゃぶりつくように食べていますが、本当にお腹が空いている状態だったので、素直にあの演技になりました」と過酷な撮影を振り返った。(編集部・小山美咲)