池内博之、ジャッキー・チェンと初共演!中国アクションで息の合った格闘シーンも披露!
俳優の池内博之が、中国で年内公開予定のジャッキー・チェン主演最新作『鉄道飛虎』(『レイル・ロード・タイガーズ(英題) / Railroad Tigers』)に出演、ジャッキーと初共演を果たしている。
ドニー・イェン主演の『イップ・マン 序章』で本格カンフーに初挑戦し、日中合作映画『スイートハート・チョコレート』では台湾トップ女優の一人リン・チーリンとダブル主演を務めるなど、アジア全域を視野に活躍の場を広げている池内。ジャッキーとの共演は、『鉄道飛虎』を手掛けたディン・シェン監督が『イップ・マン』での池内の演技にほれ込んだことから実現した。
映画の舞台は第2次世界大戦下の中国。鉄道労働者や一般市民が、鉄道による日本軍への物資支援を妨害するためゲリラ隊「鉄道遊撃隊」を結成、ジャッキー演じる一般市民の代表・馬元は、隊を率いて鉄道の走る橋を爆破しようとするが、池内ふんする在中日本軍の指揮者・山口がその企みを察知。二大勢力の攻防をコメディータッチで描き出す。
今回、池内はジャッキーと息の合った格闘も披露。ワイヤーなしで走っている列車に飛び乗るなど、体当たりのアクションにも挑戦している。「子供の頃から憧れていた方と共演できて本当に嬉しい」と喜ぶ池内は、「ジャッキーさんご本人から“テンポ感を大切にしてほしい” など直接アドバイスを頂きました。過去にジャッキーさん御自身が沢山の怪我をされ、生死をさまよう事もあったようで、私が怪我をしてしまった時も気を遣って優しく接して頂きました。また周りの俳優陣に対しても、アクションシーンの安全には特に気を遣ってくださる方でした」と感慨深げに撮影を振り返る。
撮影は、昨年の10月末から12月末にかけて、中国の遼寧省と山東省を舞台に、気温マイナス約20度という過酷な環境で行われた。「監督、スタッフ、出演者、耳がちぎれんばかりの寒さに耐えながら毎日撮影をしていました」という池内だが、撮影現場で誕生日を迎えた際には、ジャッキーをはじめ、スタッフ一同からケーキでお祝いしてもらう、心温まる一幕もあったと述懐。劇中で演じる山口は、悪役だが、完全なる悪人ではなく、中国の人から見てもどこか憎めないような存在として描かれている。日本公開は未定だが、池内は「アクション部分に関しては特に苦労したので注目して頂きたいですが、この作品は“アクションコメディー”になっているので、よりたくさんの方々に楽しんで頂けたら嬉しいです」と語っている。(編集部・入倉功一)