ジョージ・ルーカス、SW『ローグ・ワン』を気に入る!
映画『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスが、シリーズ初のスピンオフ作品『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日全国公開)を気に入ったようだ。本作でメガホンを取ったギャレス・エドワーズ監督が、ルーカスから感想をもらったと先週末にロサンゼルスで行われた記者会見で明かした。Cinema Blend などが報じた。
エドワーズ監督は記者会見で、その前日にルーカスから電話があったことを明かし、「彼が言ったことを違うように解釈したくはないけど、それでも素直に言うと、今なら幸せに死ねそうだ。彼はこの映画を本当に気に入ってくれたみたいで、それは本当にありがたいこと。ここにいるみんなには決して気を悪くしてほしくないんだけど、僕にとって一番重要なレビューだ。もちろんみんなの感想も大事だけれど、彼は神のような存在だから。(ルーカスとの)あの会話は墓場まで持っていくね。本当に光栄だった。彼の意見は僕にとってかけがえのないものになった」と会話の内容こそ明かさなかったものの、ルーカスが気に入ったことを語った。
ルーカスが一切関わっていない『スター・ウォーズ』映画としては、昨年末に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に続く、2本目にあたる本作。シリーズの原点『スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望』のオープニングクロール(冒頭に流れる説明文)でつづられた、「反乱軍のスパイは帝国の究極兵器に関する秘密の設計図を盗み出す事に成功した」という一文に迫る決死の戦いを描く。自ら抱いていた構想とかけ離れた作品になった『フォースの覚醒』と違い、ルーカスフィルム社長でプロデューサーのキャスリーン・ケネディによると、ルーカスフィルムで働いていた視覚効果スーパーバイザー、ジョン・ノールのアイデアが基になっている本作は、キャスリーンが同社に入社当時、「ルーカスと検討をしていた企画のひとつでもありました」とのことで、ルーカスにとっても念願の作品だったのかもしれない。(編集部・石神恵美子)