窪塚洋介と降谷建志が初タッグ!30代のカリスマ同士がスパーク
俳優の窪塚洋介とDragon AshのKJこと降谷建志が、2017年7月に公開される映画『アリーキャット』で初タッグを果たすことが明らかになった。
本作は、ひょんなことから出会った男二人がある事件に巻き込まれながら、男として互いに成長していく姿を描いた人間ドラマ。『木屋町DARUMA』『トマトのしずく』と幅広い視点で人間ドラマを描く榊英雄が監督を務める。主演はハリウッド映画『沈黙 -サイレンス-』が公開(2017年1月21日)を控え、国内外で俳優としてさらなる注目が集まる一方で、レゲエアーティスト「卍LINE」としても今年で活動 10 周年になる窪塚洋介。さらにミュージシャンとして活躍しながら、大河ドラマ「八重の桜」で新選組の斎藤一を演じたこともある降谷が相棒を演じる。
窪塚が演じるのは元ボクシングチャンプでありながら、試合中の頭の怪我で引退に追い込まれ、後遺症に悩まされながら野良猫のように街の片隅でひっそり生きている男、朝秀晃(通称:マル)。唯一心を通わせていた野良猫を探している途中、降谷演じる自動車の整備工場で働く梅津郁巳(通称:リリイ)に出会い、ある事件に巻き込まれていく。
降谷によると窪塚とは、「実はすごく近いところで生きてきたのに、一度も会ったことがなくて初めて会って仲良くなったのって本当に最近」なのだとか。二人が出会って間もなく、本作での共演が決まったそうで、お互い初共演の知らせに即答で「OK」したという。
降谷との共演について窪塚は「俺にとって久々の主演映画。それが降谷建志くんと共演で作り上げることが出来て、本当に良かったなって思います。撮影に入るまで身構えていたと思うんですが、実際共演して、一緒に芝居したことで、役者じゃない男から役者として凄く刺激を貰いました」とコメント。
一方の降谷も「クランクイン前に窪塚君とがっつり飲む機会があったので、お互いのグルーブを合わせつつ、撮影に入れました。2週間というとても短い撮影期間だったのですがとにかく濃い日々で、寝る間以外はずっとみんなと一緒だった。それが、窪塚君たちだったから気持ちが一つになれた気がします」と撮影を振り返った。
2000年に放送されたドラマ「池袋ウエストゲートパーク」のキング役で大ブレイクした窪塚と、1999年に「Grateful Days」がバンド初のオリコン1位を記録したドラゴンアッシュの降谷は、当時の若者にとってカリスマ的な存在だった。10年以上経ったいまでも、その人気は衰えを知らず今の30代にとって、この二人が初タッグを組むというのはまさに奇跡! 相変わらずのかっこよさに大人の男の色気が加わった窪塚と降谷が演じる、男同士のドラマが楽しみだ。(文・森田真帆)
映画『アリーキャット』は2017年7月より全国公開予定