ゴールデン・グローブ賞アニメ賞候補が発表 『君の名は。』入らず…日本勢はゼロ
現地時間12日、第74回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが発表され、アニメーション作品賞の候補に『ズートピア』含めた5作品が入った。残念ながら、オスカー前哨戦である第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞にも選ばれた『君の名は。』は、ノミネートを逃す結果になった。
ゴールデン・グローブ賞とは、ハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)によって選定され、毎年アカデミー賞に次いで権威ある賞としても注目されている映画賞。アカデミー賞の前哨戦としても重要な位置を占めている。
アニメーション作品賞は、第64回(2006年度)から設置されるも、第72回では『かぐや姫の物語』、第71回では『風立ちぬ』(英語字幕版で申請したため英語音声作品のアニメーション作品賞ではなく外国語映画賞でノミネート、第72回からルール改正)が同賞候補から漏れるなど、これまで日本のアニメ作品が候補入りしたことはなかった。そのため今回においては、『君の名は。』やスタジオジブリ初の海外共同作品『レッドタートル ある島の物語』による日本作品初のノミネートが期待されていた。
ノミネートされた作品には、昨年受賞した『インサイド・ヘッド』に引き続き、『ズートピア』『モアナと伝説の海』といったディズニー作品の名前が。栄誉を手に入れる作品は一体どの作品になるのか。受賞結果は、2017年1月8日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスで開催される授賞式で発表される。(編集部・井本早紀)
■第74回ゴールデン・グローブ賞アニメーション作品賞ノミネート作品一覧
『ズートピア』
『モアナと伝説の海』
『SING/シング』
『クボ・アンド・ザ・トゥー・ストリングス(原題) / Kubo and the Two Strings』
『マイ・ライフ・アズ・ア・ズッキーニ(原題) / My Life as a Zucchini』