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なぜ「日本死ね」を流行語に? 俵万智が選考理由を明かす

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画像は俵万智Twitterのスクリーンショット
画像は俵万智Twitterのスクリーンショット

 「2016ユーキャン新語・流行語大賞」の選考委員を務めた歌人・俵万智が10日、「保育園落ちた日本死ね」が同賞のトップテンに選ばれた理由をTwitterで明かした。

【写真】あの大ヒット映画も候補になっていた

 「保育園落ちた日本死ね」は、今年2月に育児中の母親とみられる人物が、政府が掲げる「待機児童ゼロ」政策が一向に進展しない事態に対して、ネットに書き込んだ言葉。山尾志桜里議員も衆議院予算委員会でこれを取り上げるなど、話題になった。しかし、「日本死ね」という言葉が流行語に選ばれたことについては、俳優のつるの剛士をはじめ、多くの人から疑問の声も上がっていた。

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 俵はこの日、今月に入って初めてTwitterを更新すると、「ちょっと見ないうちに、何か書かないと次に進めない雰囲気になっていました。だから一回だけ、その件について、私の思いを書きますね。お騒がせ&ご心配おかけしました」と騒動に言及。

 「『死ね』が、いい言葉だなんて私も思わない」としながらも、「でも、その毒が、ハチの一刺しのように効いて、待機児童問題の深刻さを投げかけた。世の中を動かした。そこには言葉の力がありました」と選考理由を明かし、「お母さんが、こんな言葉を遣わなくていい社会になってほしいし、日本という国も日本語も、心から愛しています」と思いをつづった。(編集部・中山雄一朗)

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