将棋しかない!『3月のライオン』神木隆之介、魂の叫び!
神木隆之介主演で羽海野チカのベストセラーコミックスを実写映画化する『3月のライオン』から第1弾となる90秒の予告編映像が公開され、主人公の桐山零(神木)が「将棋しかねーんだよ!」と叫ぶ姿が明らかにされた。
『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンを取った本作は、家族を失った心の傷を抱えながら将棋のプロ棋士として東京の下町でひとり暮らす17歳の高校生・零が主人公。有村架純(幸田香子役)、染谷将太(二海堂晴信役)、佐々木蔵之介(島田開役)、加瀬亮(宗谷冬司役)ら主役級のキャストが集結し、同じ下町に住む周囲の人々との交流、数々の対局を通して零が成長していく姿を活写する。
この度お披露目された予告編は、交通事故で両親と妹を失った幼少期の零が葬式場で父の友人のプロ棋士・幸田柾近(豊川悦司)に「君は将棋、好きか」と問われ、「はい」と答えるシーンから始まる。成長して天才プロ棋士となった零は家も家族も無く、孤独を抱えながら将棋に向かう日々。そこに登場した香子に存在を否定するような言葉をぶつけられた零は、夜空の中で「将棋しかねーんだよ! 強くなるしか……」と決意の言葉を語る。
現在も「ヤングアニマル」(白泉社)で連載中という未完の原作を2部作映画で実写化し、原作と異なるオリジナルの結末が用意されているという本作。親子、兄弟、姉妹、友達、師弟……。人と人を結ぶ愛を求めて魂がぶつかり合う瞬間が描かれる。(編集部・海江田宗)
映画『3月のライオン【前編】』は2017年3月18日、『3月のライオン【後編】』は2017年4月22日より全国公開