SF映画の金字塔『メトロポリス』テレビドラマ化へ!
SF映画不朽の名作『メトロポリス』(1926、フリッツ・ラング監督)のテレビミニシリーズ化を、米人気テレビドラマシリーズ「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」のクリエイター、サム・エスメイルが企画していると The Hollywood Reporter が報じた。
米ユニバーサル・ケーブル・プロダクションズの下で企画されている本作。まだ初期段階である上、エスメイルは来年シーズン3の放送を控えている「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」を4~5シーズンで完結させる計画で進めているため、スケジュールの都合上、実際に製作に入るのは2、3年後と見ているようだ。
エスメイルは彼のマネージャーでもあるチャド・ハミルトンと共に製作総指揮を務める。情報筋によると、脚本は2、3人だけで手掛けるそう。また、ユニバーサル・ケーブル・プロダクションズは、1エピソードにつき1,000万ドル(約11億円、1ドル110円換算)の予算を用意するつもりでいるよう。
オリジナル作品は、2026年の摩天楼がそびえ立つメトロポリスと呼ばれる未来都市が舞台。地上に住む裕福な資本家たちと、地下に追いやられた労働者たちで二分化された階級社会を、社長の息子であるフレーダーと労働者の娘マリアの観点から描いたもので、未来の大胆な発想と鋭い文明批評が描かれたSF映画の金字塔といわれている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)