最多は話題の2作!ロンドン映画批評家協会賞ノミネーション
第37回ロンドン映画批評家協会賞のノミネーションが発表され、アカデミー賞有力候補の映画『ムーンライト』と並んで、ジェーン・オースティンさん原作の『ラブ&フレンドシップ(原題) / Love & Friendship』が最多7部門でノミネートされた。
『ラブ&フレンドシップ(原題)』主演のケイト・ベッキンセイル【写真】
次いで2016年国際映画批評家連盟賞グランプリに輝いた『トニ・エルドマン(原題) / Toni Erdmann』が6ノミネート、賞レースで一歩リードしている『ラ・ラ・ランド』や『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題) / Manchester by the Sea』『アメリカン・ハニー(原題) / American Honey』は5ノミネートとなっている。
批評家サークルはイギリスで最も歴史のある批評家団体で、同賞を選出するロンドン映画批評家協会は、その中の映画部門にあたる。今年は作品賞だけでも160本以上の作品から選ばれたと、同賞の会長リッチ・クラインはコメント。受賞者は来年1月22日(現地時間)にロンドンのザ・メイフェア・ホテルで発表される。主なノミネーションは以下の通り。(澤田理沙)
■作品賞
『アメリカン・ハニー(原題)』
『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』
『わたしは、ダニエル・ブレイク』
『ラ・ラ・ランド』
『ラブ&フレンドシップ(原題)』
『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)』
『ムーンライト』
『ノクターナル・アニマルズ(原題) / Nocturnal Animals』
『サウルの息子』
『トニ・エルドマン(原題)』
■主演男優賞
ケイシー・アフレック 『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)』
アダム・ドライヴァー 『パターソン(原題) / Paterson』
アンドリュー・ガーフィールド 『ハクソー・リッジ(原題)』
ジェイク・ギレンホール 『ノクターナル・アニマルズ(原題)』
ペーター・シモニスチェク 『トニ・エルドマン(原題)』
■主演女優賞
ケイト・ベッキンセイル 『ラブ&フレンドシップ(原題)』
エマ・ストーン 『ラ・ラ・ランド』
エイミー・アダムス 『メッセージ』
イザベル・ユペール 『未来よ こんにちは』
サンドラ・フラー 『トニ・エルドマン(原題)』
■監督賞
マーレン・アーデ 『トニ・エルドマン(原題)』
デイミアン・チャゼル 『ラ・ラ・ランド』
バリー・ジェンキンズ 『ムーンライト』
ケネス・ロナーガン 『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)』
ネメシュ・ラースロー 『サウルの息子』
■脚本賞
マーレン・アーデ 『トニ・エルドマン(原題)』
デイミアン・チャゼル 『ラ・ラ・ランド』
バリー・ジェンキンズ 『ムーンライト』
ケネス・ロナーガン 『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)』
ホイット・スティルマン 『ラブ&フレンドシップ(原題)』