『妖怪ウォッチ』主演子役、撮影で泣いちゃった…40テイクも撮り直し
人気アニメ「妖怪ウォッチ」の劇場版第3弾『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』の公開記念イベントが22日、都内で行われ、本作の実写パートに出演している主人公ケータ役・南出凌嘉が、撮影がうまくできずに泣いてしまったエピソードを告白した。
【写真】みんなでジバニャンだにゃん!『映画 妖怪ウォッチ』公開記念イベント
アニメと実写が入り交じったハイブリッド作品として注目されている同作のイベントには、実写パートに出演している南出と謎の少女・カナミ役の浜辺美波、ジバニャンの声を担当している小桜エツコが登壇。会場に集まったちびっ子たちから「撮影で楽しかったことは?」と質問が出ると、南出は「現場はずっと楽しくて、一番面白かったのは(妖怪・じんめん犬にふんした)遠藤憲一さん。面白い方で、言葉の発音が変でした」と話すと、「でも『エンマブレード』が重くて、なかなかうまくできなくて、泣いちゃいました。監督に聞いたら40テイクくらい撮ったって言っていました」と撮影時の苦労も打ち明けた。
また浜辺が「凌嘉くんがたくさんわたしに話しかけてくれて。二人とも弟がいるんだけど、凌嘉くんの弟さんが面白くて」と水を向けると、南出は「YouTubeで見て、(弟が)お風呂に片栗粉を入れて歩けるかってやって、失敗してお母さんに怒られた。本当は小麦粉を入れるんだったんだけど」と家族のおもしろエピソードも披露。子供らしい無邪気な様子を見せていた。
今回のイベントでは、タイトルの「ダブル世界」にちなみ、ギネス世界記録に2項目で挑戦するダブルチャレンジにも挑戦。「同時に外科マスクをつけた最多人数」と「同時にぬいぐるみを抱っこした最多人数」という二つのギネス記録への記録樹立に向け、南出は「初めての挑戦なので、ドキドキしています。今日はみんなで記録達成、頑張るぞー」と元気な声を上げ、会場に集まった261名のファンと共に挑んだ。
だがジバニャンの口の部分がプリントされた医療用マスクを、鼻からアゴまで完全に覆ったまま5分間かけ続けるマスクの挑戦では、1回目のチャレンジで失格。2度目で無事成功したものの、ギネス公式認定員の真剣な審査ぶりに驚いた南出は「マスクをずっとつけてると、口のまわりがかゆくなったり、おでこに汗をかいたり。くしゃみが出そうになったけど、触ったらダメだ、(マスクが)ズレちゃうと思って、がんばって耐えました」と記録達成にホッとした笑顔。ぬいぐるみのチャレンジも成功させ、記録を樹立した。
本作は、突如現れた空飛ぶ巨大クジラによって、アニメと実写の世界を行き来することになったケータたちの大冒険を、武井咲、黒島結菜、山崎賢人、斎藤工、遠藤憲一ら俳優陣と、声優の戸松遥、関智一ら豪華キャストで描く。(取材/岸田智)
『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』は全国公開中