「ワム!」ジョージ・マイケルさん、死去 最愛の友人も追悼
元「ワム!」のメンバーであるジョージ・マイケルさんが、現地時間25日、イギリス・オックスフォードシャーにある自宅で亡くなった。53歳だった。
ジョージさんのパブリシストは、彼の死を認める声明を発表。「われわれの最愛の息子であり、兄弟であり、友人であったジョージがクリスマスに自宅で安らかに旅立ったことを確認しました。とてつもない悲しみです。複雑なときですので、ジョージの家族のプライバシーを尊重していただけますと幸いです。これ以上語ることはありません」と説明している。
現時点では、ジョージさんの死因については明らかにされていない。
ジョージさんは、アンドリュー・リッジリーとの2人組デュオ「ワム!」でデビュー。代表曲には、「クラブ・トロピカーナ」「ケアレス・ウィスパー」、そして大ヒット曲「ラスト・クリスマス」などがある。1986年の「ワム!」の解散後も、30年にわたり世界で最も有名なソロシンガーの一人として活躍してきた。その一方で2011年に肺炎で命を落としそうになったこと、彼の人生に存在したアルコールとドラッグの問題でも知られている。
ジョージさんの死に、さまざまな著名人から悲しみのコメントが相次いでいる。1991年に「僕の瞳に小さな太陽」で彼とデュエットしたエルトン・ジョンは、Instagramに彼とのツーショット写真を掲載して追悼。「非常にショックを受けています。僕は最愛の友人を失ってしまった。優しくて、思いやりがある素晴らしいアーティストだった。わたしの心は彼の家族とすべての彼のファンにささげたい」とコメント。
そのほかにもコメディー番組「エキストラ スターだョ! 全員集合スペシャル」でジョージと共演したリッキー・ジャーヴェイスは、Twitterで「信じられない。RIPジョージ・マイケル」と彼の死を悼み、ABCのマーティン・フライは「ジョージ・マイケルが亡くなったことを聞いてとても心が荒れています。本当に素晴らしい才能を持った人物でした」、世界的DJのマーク・ロンソンは「世界的なポップの天才だった。ジョージ・マイケルは素晴らしい英国人の魂を持った偉人だ。わたしたちは彼からは返しきれないくらいのものを借りてきた。さよならジョージ」と哀悼の意を表している。(BANG Media International)