ハリウッド版『攻殻機動隊』サイバー全開ビジュアル スカヨハの鍛えた肉体
スティーヴン・スピルバーグが2009年に実写映画化権を獲得し、ドリームワークスが製作、パラマウント・ピクチャーズが配給するハリウッド映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』のティザーポスタービジュアルが公開され、スカーレット・ヨハンソンがふんする原作では“草薙素子”の名をもつ主人公・少佐の新たな一面をのぞかせる表情が披露された。
【映像】『GHOST IN THE SHELL ゴースト・イン・ザ・シェル』予告編
本作は士郎正宗の人気SFコミック「攻殻機動隊」を原作に、体は義体、脳だけが自分、世界最強の捜査官である“少佐”の姿を描いた作品。現在明らかにされているストーリーは、少佐がサイバーテロ組織と対峙すること、そして彼女の存在を揺るがす衝撃の展開があるということのみ。今回のビジュアルで見せた彼女の苦悶の表情は、一体何を指し示しているのか。
これまでにも『LUCY/ルーシー』や『アベンジャーズ』シリーズなどで華麗なアクションを披露してきたスカヨハだが、少佐役に挑むにあたって新たに肉体的にトレーニングを積み重ねたそう。「マーベル作品をやっている経験も役に立ったし、武器の使い方も覚えたのよ」と振り返ったスカヨハは、「特別な思いを込めた作品よ」とコメント。
また作品について「非日常で独特な素晴らしい世界の設定で、視覚的にもアクション満載で圧倒されるし、生まれ変われる成長の物語でもあるの」と説明すると、「わたしが主人公に強く共感を得たように、みなさんにも世界に入り込んで共感して欲しいと思っているわ。ワクワクだけではなく、振り返ってもらいながら、好奇心につなげられる、深く心に響くような作品よ」とファンに向かって呼び掛けた。
少佐の上司である荒巻役はビートたけし、アニメ「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」にも登場する重要キャラクターの革命家・クゼ役はマイケル・ピット、少佐の片腕ともいえるバトー役はピルー・アスベック、映画オリジナルキャラクターであるオウレイ博士役はフランスの名女優ジュリエット・ビノシュが務めている。監督は『スノーホワイト』のルパート・サンダーズ。(編集部・井本早紀)
映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は2017年4月7日より全国公開