『バイオハザード』歴代最高のオープニングで初登場1位!生田斗真『土竜の唄』も初登場
映画週末興行成績
クリスマスに重なった土日2日間(12月24~25日)の全国映画動員ランキングを26日に興行通信社が発表し、人気シリーズ完結編『バイオハザード:ザ・ファイナル』が初登場1位を獲得した。
先週末の成績は動員40万1,000人、興行収入6億1,900万円を記録。本シリーズの最終興収は1作目が23億円、2作目が27億円、3作目が28億5,000万円、4作目が47億円と右肩上がり。5作目は38億1,000万円と数字を下げたが、コンスタントに大ヒットを記録している。
また、23日祝日の初日を合わせた3日間成績は動員64万3,754人、興収9億7,815万5,900円。シリーズ最高興収をマークした4作目の週末3日間興収比で110%と最高のオープニングとなった。これまで秋に公開されてきた同作だが、今回は初の正月興行。劇場には中高生の姿が多く見られ、正月休み中の動員も見込まれる。興収のローカルシェアは全体の70.2%と全国的にヒットしており、歴代最高の最終興収が期待されている。
人気コミック「土竜の唄」を三池崇史監督、宮藤官九郎脚本、生田斗真主演で実写映画化したシリーズ第2弾『土竜の唄 香港狂騒曲』は動員約15万8,000人、興収約2億2,300万円で5位に初登場。観客の男女比は46.2対53.8とほぼ半々で、20代が29.9%、10代が22.3%、40代が17.3%、50代が15.3%、30代が11.3%と幅広い年齢層が支持。複数回答可能のアンケートでは、鑑賞動機として「前作が面白かった」が69.1%、「生田斗真が好き」が34.4%となった。
先週、首位デビューを果たした『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』は2位にランクダウンしたが、累計動員107万5,036人、累計興収11億9,950万4,000円と動員100万人、興収10億円をそれぞれ突破。3位の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』も好調で、累計動員126万2,440人、累計興収19億6,159万1,300円と興収20億円突破も間近だ。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は累計動員384万5,220人、累計興収55億1,510万4,100円。『君の名は。』も累計動員1,640万7,833人、累計興収213億2,769万9,900円を記録している。
お正月映画がほぼ出そろった激戦区にあって、『この世界の片隅に』が公開7週目にしてベストテン圏内をキープ。口コミなどで評判が広がり、63スクリーンで始まった興行も、今週末は106スクリーンでの上映が決定している。正月興行でどこまで成績を伸ばすのかにも注目される。
今年最後の公開作品は『MERU/メルー』と『甲鉄城のカバネリ 総集編 前編 集う光』がそれぞれ31日公開となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2016年12月24~25日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(初)『バイオハザード:ザ・ファイナル』:1週目
2(1)『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』:2週目
3(2)『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』:2週目
4(3)『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』:5週目
5(初)『土竜の唄 香港狂騒曲』:1週目
6(4)『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』:2週目
7(6)『君の名は。』:18週目
8(5)『海賊とよばれた男』:3週目
9(7)『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』:3週目
10(10)『この世界の片隅に』:7週目