ハリウッドサインにイタズラ…大麻表す言葉に
アメリカ・ロサンゼルスにある映画の都ハリウッドを象徴するハリウッドサインが、現地時間1月1日、とんでもないイタズラ被害に遭っていたことが明らかになった。
現地メディアの Los Angeles Times などによると、同日午前3時に忍び込んだ何者かが、ハリウッド(HOLLYWOOD)サインに防水シートなどをかぶせて、ハリウィード(HOLLYWeeD)と見えるようにしたという。ロサンゼルス市警察は、防犯カメラの映像に黒い服を着た男性が犯行に及ぶ姿が収められていたため、同映像をもとに捜査を進めていると公表。看板には破損が見られなかったため、軽犯罪の不法侵入容疑がかけられているとのこと。
なおハリウッドサインは、同日午前10時45分ごろには元の状態に復旧されたと CBS Los Angeles が報じている。犯人はいまだ見つかっていない。
今回の「HOLLYWeeD」については、「WeeD」が大麻を指す言葉であることから、地元メディアなどではカリフォルニア州で昨年11月に住民投票で可決された娯楽用大麻合法化を支持する者が行ったのではないかと推測されている。
過去にもハリウッドサインは“改変被害”に遭ったことがあり、「HOLLYWeeD」のほか、「HOLYWOOD」(1978年、ローマ法王の故・ヨハネ=パウロ2世が訪れた際)、「SAVE THE PEAK」(2010年、不動産開発によりサインの周りの景観が損なわれることを危惧した団体が実施)などに変更された事例がある。(編集部・井本早紀)