生田斗真、大みそかは紅白を見ながら恋ダンス
俳優の生田斗真が5日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『土竜の唄 香港狂騒曲』大ヒット記念舞台あいさつに登壇し、大みそかはのんびりとNHK紅白歌合戦を堪能していたことを明かした。
犯罪組織・数寄矢会に潜り込んだ潜入捜査官モグラの菊川玲二の活躍を描き出した本作の大ヒットを記念して行われた本イベント。この日生田は、三池崇史監督、原作者の高橋のぼると来場し、新春らしくはかま姿で登場。ファンの喝采を浴びつつ、映画を見終わったばかりの観客に向けて、「年明け早々、『土竜~』を観てくださってありがとうございます。きっと皆さんにはいいことがあると思います。開運ムービーだとうわさを流してください」とあいさつした。
そんな生田の年末年始は「うちで紅白を観ていました」そうで、人差し指を突き出す「恋ダンス」のポーズを披露しながら「こういうのやっていました」と告白。さらに「うちの弟(生田竜聖アナウンサー)はジャニーズカウントダウン(ライブ)でMCをやっていました。ぼくは家にいましたけど」と付け加え、会場を沸かせていた。
三池監督がお色気描写たっぷりの本作について「中学生にとっては初笑いだけでなく、初勃起!」と紹介すると、会場は失笑の嵐。すかさず生田が「初失笑!」とフォローするも、三池監督は「おわびの印に玲二(生田)が歌いますから。前に歌ったもんね」と生田に目配せ。観客からは歓喜の拍手が起こったが、生田は「前作のイベントの時に無理やり歌わされましたけど、今日は歌いません」とキッパリ。それを受けた三池監督は「事務所的に神経質になっているので」とペコリ。すかさず「なってないよ!」とツッコんでみせた生田に会場は笑いに包まれた。
和気あいあいとした様子の二人だったが、三池監督が「役を通じて、本人の中にある部分を爆発させる。そういう瞬間って撮っている人間はかなり楽しいんです。(生田は)特殊な喜びを与えてくれる俳優です」と生田との仕事について語ると、生田も「現場にいる三池崇史という男がかっこよくて。僕は現場でその背中を見ながら過ごしてきたので、うれしいですね」と満足げな顔を見せた。
その生田の熱演は原作者の高橋をも刺激したようで、「斗真君が菊川玲二の魂を入れてくれた。今は漫画を描いていても、なんの迷いもなく、ここなら斗真君の玲二がどうリアクションするか、ということが1ミリのずれもなく降りてくる。それは本当にありがたい」と生田斗真演じる菊川玲二に全幅の信頼を寄せているようだった。(取材・文:壬生智裕)
『土竜の唄 香港狂騒曲』は全国公開中