スタローン監督×ドライヴァー主演、四肢切断の帰還兵ベストセラーを映画化
シルヴェスター・スタローンが、実在の米兵トラヴィス・ミルズさんによるベストセラー回想録「タフ・アズ・ゼイ・カム(原題) / Tough as They Come」の映画化作品で監督を務め、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のアダム・ドライヴァーとともに出演を果たすことも明らかになった。Deadlineが報じた。
原作は、戦場で負傷し四肢切断しながらも生還したわずか5人の兵士の中の1人であったトラヴィスさんが実体験をつづったもの。映画では、病院から自宅へと戻ったトラヴィスと彼を支え続けた義理の父との関係がストーリーの核になるそうで、ドライヴァーが主人公のトラヴィスさん、スタローンが義理の父を演じるという。確定していないものの、米FOXのもとで本企画は進行するものと見られている。
昨年12月には、次期アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏より、内閣入りの打診を受けたと報じられていたスタローン。同サイトによれば、スタローンは内閣入りを断る際に、帰還兵が国民的注目を得られるような、そして彼らが社会復帰で直面する困難に光を当てられるような活動に時間を費やしたいと語っていたそうだ。この映画こそ、スタローンがその思いを形にしていく作品と言えそうだ。(編集部・石神恵美子)