レイア姫、未撮影エピソード9より大きな役だった…製作陣が話し合いへ
映画『スター・ウォーズ』シリーズでレイア姫を演じてきた女優のキャリー・フィッシャーさんが昨年末に急逝したことをうけて、同シリーズ新3部作の製作陣は今後についての話し合いの場を来週にも設けることが明らかになった。それを報じた The Hollywood Reporter によると、レイア姫はすでに撮影を終えていた『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』(2017年12月15日世界公開)以上に、新3部作の完結にあたる『エピソード9』でより大きな役を担っていたという。
内部関係者が同サイトに語ったところによると、エピソード8と9には、レイア姫に少なくとも2つの超重要シーンがあり、その2つのシーンがどちらのエピソードで描かれるのかなど詳細は明らかになっていないものの、レイア姫は撮影済みのエピソード8よりも、未撮影のエピソード9でより大きな役になる予定だったそう。
そのため、エピソード9でメガホンを取るコリン・トレヴォロウ監督(『ジュラシック・ワールド』)が現地時間1月10日にもロサンゼルスへ向かい、ルーカス・フィルム代表でプロデューサーのキャスリーン・ケネディらと会談する予定とのこと。
2019年公開予定のエピソード9の撮影がいつスタートするのかは明かされていないが、これまでエピソード7こと『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』やエピソード8が年明けに撮影を開始してきたことを考えると、エピソード9のクランクインもそろそろ迎える予定だったのかもしれない。
フィッシャーさんなくしてレイア姫をどうするのか。同サイトは、レイア姫の登場シーンをなくし、撮影済みのものに関しても撮り直しを行う可能性を示唆。現在大ヒット公開中のスピンオフ作品『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』では大幅な撮り直しを行い、エピソード8ではライアン・ジョンソン監督が『フォースの覚醒』を鑑賞した後で、脚本を全面的に見直さざるえないことがあっただけに、今回も脚本の全面的見直し&再撮影は現実的なオプションだとしていた。
もう一つの可能性は、CGI(Computer Generated Imagery)を駆使するという方法だ。レイア姫の登場を少なくすれば、それは不可能ではないという。『ローグ・ワン』を鑑賞した人には、ピンとくる話だが、とある関係者は「『ローグ・ワン』こそがその手引きさ」と語っており、同作で用いられているCGI技術が、今回の解決策につながると考えているようだ。しかし、『ローグ・ワン』の同CGI技術は非倫理的だとして一部で批判もあがっているだけに、慎重に話し合う必要もありそうだ。(編集部・石神恵美子)