有村架純の妹分が“本人役”で映画初主演!
女優の有村架純と同じ事務所FLaMme(フラーム)に所属し、“有村架純の妹分”として注目される19歳の新人・松本穂香(まつもとほのか)の映画初主演作『MATSUMOTO TRIBE』が4月15日より公開される。本作は、出演者全員が本人役で出演し、新作映画のオーディションに臨む無名俳優の主人公を通して演出とはどういうことなのかを追求する野心作で、松本は主人公のライバルとなる女優を演じる。
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主人公は無名の俳優・松本ファイター。自身の演技力を世に伝えるべく、松永大司監督の新作映画のオーディションに無理矢理参加することになった彼だが、待ち受けていたのは思い描いていた称賛の声ではなく、夢に破れるよりも辛い現実だった……。本作でオーディションの最終選考に残る女優を演じた松本穂香は、「画面に映し出される自分を見て、どうしようもなく情けなくなりました。最後にはフィクションかリアルかなんてどちらでもよくなってしまう、そういう世界観に自分がいるのは不思議な感覚でした」とその独特な世界観を振り返っている。
現実と虚構を交錯させながら人間の深層心理を描き、虚構が現実を超える衝撃的なラストが展開されるという本作のメガホンを取るのは、大阪芸術大学映像学科在学中に製作した『眠れる美女の限界』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015審査委員特別賞に輝き、近未来SFアクション映画『SLUM-POLIS』などで注目されてきた気鋭監督・二宮健。『トイレのピエタ』の松永大司、『ディアーディアー』の菊地健雄、『合葬』の小林達夫ら二宮監督と親交のある次世代の映画監督たちが集結し、本人役で出演しているところもユニークだ。
なお本作は2016年の大みそかに、二宮監督が主催する上映イベント「SHINPA vol.4」で シークレット上映された。(編集部・石井百合子)
映画『MATSUMOTO TRIBE』は4月15日から21日まで、新宿武蔵野館にて1週間限定レイトショー公開