ゲイ告白「タッチ」声優 グレーゾーンだったワケに反響
アニメ「タッチ」の上杉達也役などで知られる声優の三ツ矢雄二が12日深夜に放送されたバラエティー番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(テレビ東京)でゲイであることをテレビ初告白。その理由が反響を呼んでいる。
これまで自身のセクシャリティーについて聞かれるたびに「グレーゾーン」と言葉を濁してきた三ツ矢だが、同番組では「周りの人は僕が普段からこうだから全員知っているんですよ。でも公には別に言ったことはないんです。ゲイかストレートかって言われればゲイ」とカミングアウトした。
今まで「グレーゾーン」と言っていた理由については「兄がいるんですけど、兄が定年退職するまではちょっと曖昧にしておこうと。会社で何か言われると兄に迷惑がかかると思ったので」と説明し、「兄が定年退職しちゃったんで『もういっか!』ということで」とカミングアウトに至った心境を語った。
放送後、ネット上では「まぁ、そうなんだろとは思っていたけど、お兄さんのために公表していなかったなんて」「家族を大事にする人なんだな」「まさに今の日本、そして企業が解決しなければならない一つの課題。この風潮を変えなければ」など、三ツ矢の人柄をたたえる声や、現代社会が抱える問題を指摘する声が上がっている。(編集部・中山雄一朗)