マドンナ、ホワイトハウス爆破発言を釈明
米ドナルド・トランプ大統領に対する抗議デモで「ホワイトハウス爆破を考えた」などと過激な発言をして話題になった歌手のマドンナが現地時間22日、Instagramで自身の言葉を釈明した。
マドンナは21日にワシントンD.C.で行われた女性たちによるトランプ大統領への抗議デモに参加(トランプ大統領は選挙期間中、女性蔑視発言などが問題になった)。彼女はその際に放送禁止用語を使い、「ホワイトハウス爆破を考えた」などと過激な発言をしたことが大きく報じられていた。
翌日の投稿で「わたしは暴力的な人間ではなく、暴力を助長したりしていません」と切り出したマドンナは、問題の発言のみが文脈を外れて広がっており、スピーチ全体を聞いてほしいと主張。「(トランプ氏が大統領になったことには)怒りも感じており、それを比喩として話しました。しかし、怒りを行動に移しても何も解決しないと知っています。物事をよい方向へ変える唯一の方法は、愛を持って行動することです。『わたしたちは愛を選ぶ』と声を上げた聴衆の一員となれたことを心から誇りに思います」と説明した。
女性たちによる抗議デモには、マドンナのほか、女優のスカーレット・ヨハンソン、アシュレイ・ジャッドなども参加した。トランプ大統領は「昨日の抗議デモを見た。でもわれわれには選挙があったじゃないか! 抗議している人々はなぜ投票しなかったのだ? セレブは状況を悪化させる」と批判ツイートをしたが、言い過ぎたと思ったのか、その後「平和的なデモは民主主義の証しだ。たとえ賛成できなくても、わたしは人々には自身の考えを表現する権利があると認めている」と若干語気を弱めている。(編集部・市川遥)