高杉真宙が謎の侵略者に!黒沢清新作で長谷川博己にメロメロ?
特撮ドラマ「仮面ライダー鎧武/ガイム」シリーズなどで知られる俳優の高杉真宙が、松田龍平、長澤まさみ、長谷川博己らが出演する、黒沢清監督作『散歩する侵略者』に出演することが明らかになった。
『散歩する侵略者』は、ある家庭で数日間の失踪の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて戻ってきたことをきっかけに、平穏だった町が変化していくさまを描いた作品。劇作家・演出家の前川知大が結成した劇団イキウメの舞台を映画化した一本で、「地球を侵略しに来た」と妻に告白する夫・真治を松田が、そんな夫に翻弄(ほんろう)される妻・鳴海を長澤が、町で起きる謎の一家惨殺事件を調査するジャーナリスト・桜井を長谷川が演じる。
映画『ReLIFE リライフ』『PとJK』『トリガール!』など話題作の公開が控える高杉が演じるのは、松田ふんする真治に乗っ取られる第2の侵略者・天野。ジャーナリストの桜井が一家殺害事件の取材先で出会うミステリアスな青年を熱演する。
黒沢作品への参加、さらに豪華キャストとの共演に「本当に嬉しかったです」と喜びを語る高杉。未知の侵略者役について「『侵略者』ですが、見た目は僕のまま……普通の人間なので、どうしたらそれが観る方に伝わるのか、どこまで伝えるべきなのか……というのが難しかったです」と苦労を告白する。
現場で最も一緒にいたのが長谷川だったといい、「ひたすらカッコいい方。大人の落ち着きがあって、おしゃれで……」とメロメロの様子。「僕はまだ映画にそこまで詳しくないので『長谷川さんに教えて頂きたいなぁ』と思ってお聞きしたら、お薦めの作品をたくさん教えてくださいました。とてもわかりやすく教えて頂き、自分もいろいろな経験を積んで、長谷川さんのように周囲の人に教えてあげられるような男性になりたいなと憧れますね」と語っている。
その実力に、黒沢監督も太鼓判「ほれぼれする美しい顔だちとスリムな体型をしてらっしゃるのですが、それに似合わず、正真正銘の演技派俳優なので驚きました。現場ではいつも泥臭いほど真剣に、この難しい役どころに取り組んでいて頼もしかったです」と語っている。(編集部・入倉功一)
映画『散歩する侵略者』は9月全国公開