ケイシー・アフレック、受賞スピーチで兄ベン・アフレックに感謝しなかった理由を明かす
現地時間8日に行われた第74回ゴールデン・グローブ賞で男優賞(ドラマ)を見事に受賞したものの、受賞スピーチで兄ベン・アフレックに一切触れることのなかった映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケイシー・アフレックが、その理由を E! News に明かした。
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ベンは、同授賞式後に米ABC局の「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演。司会のジミー・キンメルから「ケイシーは(ベンの親友である)マット・デイモンをはじめ、スピーチでみんなの名前を出して感謝していたが、一人だけ言及されなかった人がいた」と冗談めかして指摘されると、実際にプレゼンターとして会場に居たベンは「ちょっと信じられなかった。僕だったらそんなことしない」とにやり。実際、ベンは『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で初めてアカデミー賞(脚本賞)を受賞した際にはちゃんとケイシーに感謝の言葉を贈っており、その証拠映像は観客の同情と笑いを誘っていた。
E! News にこの件を直撃されたケイシーは、番組は観なかったものの、ベンから番組でそういう話をしたことは知らされていたといい、「でも何のことで僕が彼に感謝すると思われていたのか不思議だった」と怪訝そうな顔をしてみせながらコメント。「たぶん彼は自分も映画に関わっていると思ったんだろうけど、関わっていないからね」とばっさり切り捨てると、「ベンに感謝することはたくさんあるけど、ゴールデン・グローブの舞台はそれをする場じゃないよ。彼は映画には関わっていないわけだから」とひょうひょうと続けた。
もちろんこんなことが言えるのは、ベンとケイシーが仲の良い兄弟だからこそ。昨年のクリスマス休暇は、ベン、ケイシー、マット・デイモンの家族でスキーに出掛けたという。ちなみに、ケイシーが授賞式で感謝したうちの一人であるマットは、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でプロデューサーを務めている。もともとマットは主演もする予定だったがスケジュールの都合で降板し、ケイシーにその役を譲っていた。(編集部・市川遥)