堺雅人&高畑充希が新婚夫婦役!山崎貴監督が「鎌倉ものがたり」映画化
累計発行部数900万部のベストセラーコミック「鎌倉ものがたり」(西岸良平)が実写映画化され、堺雅人と高畑充希が初共演にして新婚夫婦役を務めることが明らかになった。西岸原作の『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズでもVFX(視覚効果)を駆使して懐かしい昭和の街並みを再現し、大ヒットに導いた山崎貴監督が再びメガホンを取る。
舞台は、人間だけでなく、幽霊、物の怪、魔物、妖怪、神様、仏様、死神、貧乏神も暮らす古都・鎌倉。そんな鎌倉に住むミステリー作家・一色正和(堺)のもとに、年若い亜紀子(高畑)が嫁いでくるところから物語はスタート。心霊捜査にも精通する正和が、亜紀子と共に魔物や幽霊が関係する怪事件を解決していくさまをファンタジックにつづる。
長丁場のNHK大河ドラマを終えたばかりの堺は「『真田丸』以来、1年半ぶりの撮影初日だったので、今日は新鮮な気持ちで臨みました」とコメント。「いただいた台本を読んだ時、作品世界のあまりの豊かさに、なかなか全貌がつかめませんでした。現場で監督の指示をよく聞いて、完成した映像を楽しみにしたいと思います」と胸を躍らせている。
高畑もNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」以来、1年半ぶりのクランクインとなったためとても緊張したというが、「全力でタックルしても受け止めてくれそうな堺さんの包容力に、いつしかすっかり安心しきってしまいました」と語っており、夫婦役を務める堺との相性はばっちりのようだ。
『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズに続き、脚本・VFXも担当する山崎監督は「西岸先生のもう一つの代表作である『鎌倉ものがたり』を映画化できることをとても喜んでいます。この作品にはたくさんの魔物や幻想的な風景を登場させるつもりです」と意気込み。「そんな世界をまるで原作から抜け出して来たような堺さん、高畑さんの二人と一緒に心ゆくまで旅をしてこようと思っています。そしてその中で“本当に大切なもの”についての物語を紡いでいこうと思っています」と続けている。
撮影は4月中旬まで鎌倉・東宝スタジオほかで行われ、10月末に完成予定だ。そのほかの出演は、堤真一、安藤サクラ、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、中村玉緒など。(編集部・市川遥)
映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』は12月9日より公開