綾野剛、初の怪物役で禁断の恋に落ちる…現代版「フランケンシュタイン」でドラマ主演
19世紀に生まれたメアリー・シェリーのゴシック小説「フランケンシュタイン」の舞台を現代の日本に置き換え、オリジナルのラブストーリーとして制作する4月期日曜ドラマ「フランケンシュタインの恋」(日本テレビ系)で、綾野剛が禁断の恋に落ちる“怪物”を演じることが明らかになった。本作が日本テレビのドラマ初主演となる綾野は、「王道のラブストーリーに挑むのも初めて、もちろん怪物役も初めてで、 初めて尽くしの作品になるので、とても楽しみ」と新境地となる役どころに期待を寄せている。
綾野が演じるのは100年前にある事件をきっかけに生み出され、人間とはかけ離れたパワーを持ち、永遠に生きながらえる孤独な“怪物”。人間とは触れ合えない秘密を抱えながら森の中でひっそりと暮らしてきた彼が、若い女性と恋に落ち、温かい感情を呼び覚ましていく。
「55歳からのハローライフ」(2014)、「64(ロクヨン)」(2015)、「精霊の守り人」(2016~)など多彩なジャンルのテレビドラマや映画の脚本を手掛けてきた大森寿美男が、拒絶される恐怖と人と関わりたい願望とのはざまで葛藤する“怪物”の心情を切なく描写。演出を、「きょうは会社休みます。」(2014)、「ど根性ガエル」(2015)などの狩山俊輔が手掛ける。
怪物を演じることについて綾野は「まったく違和感を感じなかった」と言い、「怪物といっても、恐ろしいではなく、“愛おしい”怪物を生きたい」と意気込みを語っている。(編集部・石井百合子)