美人じゃない、けどカワイイ!非リア充女子のキュートな表情満載『スウィート17モンスター』予告編
人気歌手にして女優のヘイリー・スタインフェルドが、イケてない青春を送る17歳の女の子を演じた映画『スウィート17モンスター』から、正統派美人ではないのに、どこか愛おしくてキュートな女子にふんしたヘイリーの表情をたっぷりおさめた予告編が公開された。
映画『トゥルー・グリット』(2010)で14歳にしてアカデミー賞にノミネートされ、現在は歌手としても活躍中のヘイリー。本作では、そんな彼女がスターの風格を脱ぎ捨て、美人でもない、秀才でもない、特技もないし夢中になれるものもない“非リア充”な17歳役に挑戦。この演技で第74回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされ、作品もアメリカの映画批評サイト Rotten Tomatoes において95%の好評価を獲得している。
こじらせ気味の学園生活を送る主人公・ネイディーン(ヘイリー)にとって、自分の唯一の拠り所は親友のクリスタだけ。しかしその日々は、クリスタがネイディーンの超イケてる兄と付き合い始めたことで一変。兄の華やかな交友関係になじみリア充化していく友を見たネイディーンは、不幸な自分を哀れみ、寂しがりやの母親や、生徒に関心のない教師など、大人たちをも巻き込んだとんでもない行動に出る……。
公開された予告編には、ピチピチな兄のシャツにあきれ、その兄と親友のベッドインを目の当たりにし、パーティーでぼっち気分を味わい……と踏んだり蹴ったりの青春を送るネイディーンのちょっとかわいそうになる(?)姿が満載。決して正統派の美人ではないけれど、等身大で自然なヘイリーの豊かな表情は、グイグイと引き込まれる愛おしさにあふれている。
そんなネイディーンの教師役で『ナチュラル・ボーン・キラーズ』などのウディ・ハレルソン、母親役で海外ドラマ「クローザー」のキーラ・セジウィックが出演。子供を見守りながら、自分たちも“大人になりきれない”大人たちを演じる実力派の演技にも注目。ウェス・アンダーソン、キャメロン・クロウらを見いだしてきた名プロデューサー、ジェームズ・L・ブルックスが発掘した新たな才能、ケリー・フレモン・クレイグ監督の手腕にも注目だ。(編集部・入倉功一)
映画『スウィート17モンスター』は4月22日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか公開