宗教、育児放棄、性産業…実話ベースのヤンキー映画で須賀健太のキスシーン!
宗教団体、育児放棄、少年犯罪、性産業……大人に翻弄される地方都市の若者たちを描いた実話ベースのブラックコメディー『獣道』の公開日が7月15日に決定し、本作で孤独な少女に恋する不良少年を演じた須賀健太のキスシーンが予告編映像で公開となった。
【動画】宗教、育児放棄、性産業…地方都市で降ちていく少女を描く『獣道』予告編
本作は、とある地方都市を舞台に、宗教施設での7年の隔離生活、母親の育児放棄を経て、万引きと生活保護で生きるヤンキー一家やサラリーマン家庭などを転々としながら、ついには風俗の世界に身を落とす少女・愛衣の物語。ヒロインの愛衣に「女王の教室」(2005)、「THE LAST COP/ラストコップ」(2016)などの伊藤沙莉、彼女に恋をする少年・亮太に『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)、『スイートプールサイド』(2013)などの須賀健太がふんし、『下衆の愛』(2016)などで高い評価を受ける内田英治がメガホンを取る。
公開となった予告編では、ヤンキーのカツアゲや乱闘をはじめ生きるために堕ちていくヒロインの壮絶な人生の断片が映し出される。地方都市に暮らす若者たちの苛立ちや行き場のない感情がひりひりとした痛みを伴って伝わってくるのと同時に、ヒロインと濃厚なキスを交わす須賀の体当たりの熱演に目を奪われる。
伊藤と須賀を取り巻く面々には、アントニー、吉村界人、矢部太郎、でんでん、広田レオナ、近藤芳正ら多彩なキャストが集結。本作は1月24日よりクラウドファンディングで配給宣伝資金の募集を行い、4日間で目標金額を達成した。(編集部・石井百合子)
映画『獣道』は7月15日よりシネマート新宿レイトショーほか全国公開