もはや主役超えのインパクト?『キングコング』驚異の巨獣軍団!
ゴジラとの対決も決定しているキングコングが君臨する孤島が舞台のアドベンチャー大作『キングコング:髑髏島の巨神』から、劇中に登場する、コング級のインパクトを発揮する巨獣たちの全ぼうが明らかになった。
コングが神として君臨する謎の島・髑髏島(ドクロトウ)に降り立った調査隊の直面する、未知の脅威を描き出す本作。髑髏島は、永久暴風圏に閉ざされナビにも引っかからず、1000年以上知られることのなかった神秘の島。外界との隔絶によって独自の進化をとげた特異な生態系が、夢のような美しさと悪夢のような生物たちを作り出した。
その貴重な生態系を守っているのがキングコング。体長31.6メートル、体重158トンと王者にふさわしい体格を誇り、ある者にとっては悪魔に、ある者にとっては神にもなる。自分の両親を殺した巨大生物との人生を賭けた戦いの真っただ中にいる若者でもあり、なお成長の余地を残している。
そのコングの祖先を殺した宿敵がドクロを思わせる不気味な頭部をもったトカゲのような巨大生物「スカル・クローラー」。島の大地の下に隠れて獲物を狙う獰猛なハンターで、その数は一匹だけではなく、大きさも体長3.65から28.95メートルとバラバラ。見境なく獲物を丸のみにする巨悪生物に、コングはたった1匹で戦いに挑む。
そのほか、13メートルの体長に対して19メートルもの立派な角を誇り、その姿には神秘さが漂う「スケル・バッファロー」や、島の竹林に生息し、竹と同じ長さの足と鉄のように強く粘り気のある糸で獲物を仕留める巨大グモ「バンブー・スパイダー」など個性豊かな巨大生物が登場。さらに、15メートルまで成長する樹木そっくりのナナフシ「ウォーキング・ウッド」や、遭遇したあらゆる生命体を群れで攻撃するコウモリのような生物「スカイ・キラー」など、設定を聞くだけで心躍る生物が次々に登場する。イカとタコを合わせたような体長27メートルの怪物「リバー・デビル」という生物も登場するといい、巨大タコとの戦いを描いた『キングコング対ゴジラ』を彷彿させるバトルが実現するのか? 怪獣ファンにとっても見どころだ。
メガホンを取ったのは、日本のアニメやゲームにも造詣が深い新鋭監督ジョーダン・ヴォート=ロバーツ。宮崎駿作品にも影響を受けたという描写にも注目だ。トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソンなど実力派の共演にも期待が高まる。(編集部・入倉功一)
映画『キングコング:髑髏島の巨神』は3月25日より全国公開