佐藤健「仮面ライダー電王」イベントに生電話で参上!10周年に「呼んでよ」
俳優の佐藤健が23日、新宿バルト9で行われた『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』トークショー付き特別上映会に電話を通じてサプライズ参加、主人公・野上良太郎を演じた佐藤の声に、ファンで埋め尽くされた劇場は絶叫の渦に包まれた。
2007年1月から2008年1月にかけてテレビ朝日系で放送され、今年10周年を迎える「仮面ライダー電王」と、2017年2月9日で開業10周年を迎えた新宿バルト9。両者の10周年を記念して行われた同上映会のチケットは即完売となり、10年たっても愛される同作の人気の高さをうかがわせた。
中村優一、秋山莉奈、松本若菜が参加するテレビシリーズ第19話「その男、ゼロのスタート」の公開オーディオコメンタリーや、脚本の小林靖子、白倉伸一郎プロデューサーを交えたトークショーなど、ファン垂ぜんの内容で盛り上がったこの日。イベント終盤には、25日に33歳の誕生日を迎えた松本へメンバーから祝福が贈られた。
さらにその後、中村が「どうしても来たかったけど、来られなかった、僕の大切な相方にちょっと電話をしたい」と電話をかけると、相手は「佐藤健です」と返答。まさかの名前が飛び出したことで、客席からは絶叫にも似た歓声が。さらに観客は、「声を大にして言いたいのは……呼んで」という佐藤の言葉に歓喜の拍手。「本当にそうなんですよ。(イベントのことを)知らなくてさ。1週間前にニュースで知りましたから」という佐藤のコメントに驚きの声が上がった。
その後、登壇者に向けて「(松本)若菜さん、お誕生日おめでとうございます。秋山さん、ご結婚おめでとうございます」と続けた佐藤は、「イベントは盛り上がった? とても行きたかったです」と「電王」愛あふれるコメント。中村から「電王を愛し続けている皆さんに思いを」とうながされると、「まずその前に。(中村)優ちゃん全然変わらないね」とねぎらいの言葉をかけ、これに感極まった中村の瞳からは大粒の涙が。「泣いちゃってるから話してくれ」と電話口の佐藤に語りかけるのが精いっぱいの中村の姿に、松本と秋山も思わずもらい泣きするばかりであった。
そして佐藤は「10年前の作品ですけど、イベントに集まってくれてうれしいです」とファンに感謝すると、「今後も引き続き『電王』のことを好きでいてくれたら幸せです。あと、次は呼んでください」とキッパリ。すると会場からは、そんな佐藤に届けるように、「良太郎!」コールが上がり、佐藤もうれしそうな声で「はーい!」と返答。まさかの主役登場に会場は大盛り上がりとなった。
電話が切られ、その余韻を受け継いだ中村は「(佐藤から)今日来られないのは残念だけど、みんなに声を届けたいという連絡が僕に直接ありました。みんなの良太郎だし、電王だし、永遠にみんなのヒーローだと思います。記念すべき10周年を健くんの言葉で終われたことをうれしく思います」としみじみ。「今日はこの言葉で締めくくらせてください……。“いつか未来で”」とテレビシリーズクライマックスのセリフでイベントを締めくくった。
本トークショーは7月12日発売の「仮面ライダー電王 Blu-ray BOX2」(1万9,800円+税)に収録予定。BOX1は5月10日、BOX3は9月13日に発売される。(取材・文:壬生智裕)