沢尻エリカ、松坂桃李を追い詰める!初の刑事役でアクションに挑戦
「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名漫画(宮月新原作・神崎裕也漫画)を『貞子vs伽椰子』の白石晃士監督が実写映画化する『不能犯』(2018年全国公開)のヒロインに沢尻エリカが決定した。松坂桃李演じる人の心を操る能力を持つダークヒーローを主人公にしたサスペンスで、沢尻は初の刑事役に挑戦。原作から性別が変更されたキャラクターについて、「イメージは男性そのままで、正義感や意思が強く、内に秘めた熱いものを持った男っぽい女刑事になっています」とその魅力をアピールしている。
呪いや洗脳など常識的に考えて実証が不可能なことから罪に問われない方法で殺しを請け負う不能犯・宇相吹(松坂)の暗躍を描く本作。沢尻は、そんな彼が唯一心をコントロールできない多田刑事を演じる。署内一の美女だが口は悪く嘘と曲がったことが大嫌い。部下や改心した前科者の面倒見もよく、人望厚い姐御肌の刑事だ。原作では男性だが宇相吹役が松坂に決まったことをうけ、彼の妖艶な魅力を引き立たせるため、女性に変更されたという。
共演した松坂について沢尻は「本当に漫画から出てきたんじゃないかと思うほどイメージ通りのミステリアスな宇相吹を演じられていました。役者として尊敬できる素晴らしい方」とリスペクト。同時に、「そんな松坂さんや私の支えになっていたのが、白石監督でした。とてもチャーミングな方で、映画自体は怖いシーンもありますが、現場を和やかにしてくれるムードメーカーでもあり、とても楽しい現場でした」と白石組に魅せられた様子だ。「いつかアクションをやりたかった」という沢尻の念願かなった本作での新境地に期待したい。(編集部・石井百合子)