ユースケ『真下正義』以来の刑事役主演!相棒に相武紗季
俳優・歌手のユースケ・サンタマリアが4月9日に放送されるテレビ朝日系スペシャルドラマ「警部補・碓氷弘一 ~殺しのエチュード~」(午後9時~)に主演することが明らかになった。ユースケが刑事役で主演を務めるのは、2005年に公開された「踊る大捜査線」シリーズのスピンオフ『交渉人 真下正義』以来。テレビドラマでは初挑戦となる。
「隠蔽捜査」「ハンチョウ ~神南署安積班~」など数々のドラマ化作品で知られる警察小説の第一人者・今野敏(こんのびん)の「碓氷弘一」シリーズを初映像化。別居中の妻子を呼び戻すため、多忙な捜査一課から総務部・装備課へと異動した警部補・碓氷弘一(ユースケ)が、風変わりな専門家とコンビを組んで事件解決に取り組む姿を描く。
碓氷刑事は、どんなパートナーと組んでも相手の力を引き出して事件を解決に導く、“懐の深さ”を持った異色の主人公。「踊る~」の真下とは一味違った、ユースケの円熟味を感じさせる演技に注目だ。
久々の刑事役という意識は「全然なかった」というユースケは、「踊る~」同様、刑事ドラマの常識を覆す主人公像に「僕は、そういう新しいことをオファーされることが本当に多くて『パイロット版の男』と呼ばれてるんだけども(笑)、実は僕自身も嫌いじゃない。一番にやるというのは何も色がついていないし、自分がちょっとした指針になれるというのはすごく好きなんです」とコメント。原作は毎回相棒が変わるユニークさでも人気なだけに、「僕としては連ドラになって欲しいという夢があるんです。毎回バディーが代わって違う化学反応を起こす、というドラマってなかなかないでしょ?」と期待をかける。
そんなユースケの相棒役を務めるのは女優の相武紗季。捜査一課に派遣され、碓氷刑事と共に警察組織の闇が絡む連続通り魔事件に迫るプロファイリングの専門家・藤森紗英を演じる。今回が初の刑事ドラマとなる相武は、「台詞の言い回しで難しいと感じるところがありましたが監督や共演者の先輩方に色々教えて頂きました。ユースケさんはとても優しく、現場でコミュニケーションをとって下さいましたので、撮影はとても楽しかったです」と語っている。
碓氷を嫌悪する捜査一課の同期・高木隆一役の滝藤賢一をはじめ、三浦貴大、紺野まひる、羽場裕一、佐野史郎など実力派俳優が共演。脚本は「相棒」シリーズの池上純哉、監督は『真下正義』で助監督を務め、「SP」シリーズや「コールドケース ~真実の扉~」などで活躍する波多野貴文が務める。(編集部・入倉功一)