「左江内氏」長男、福田雄一監督にキスはやめてと懇願
放送中のテレビドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」(日本テレビ系・毎週土曜よる9時放送)で、主演で主人公・左江内英雄役の堤真一を含む、左江内一家メンバーがクランクアップ。左江内家長男・もや夫役の横山歩はスタッフからの「(福田雄一)監督になにか伝えたいことありますか?」という質問に対して、「あの……監督、もう、(ほっぺに)チューはやめてください!」と答え、共演者たちの笑いを誘った。
本作は、怪しい老人からスーパーヒーローになれるスーパースーツをむりやり譲り受けた、52歳の妻子ある平凡サラリーマンで中間管理職の左江内英雄が、誰にも知られずに平和を守る姿を描くコメディードラマ。監督と脚本は、「勇者ヨシヒコ」シリーズや今年夏に公開を控えている映画『銀魂』を手掛けている福田雄一が担当している。
堤演じる左江内英雄の娘・はね子役で出演した島崎遥香は最後のシーンを撮り終えると、「なんといえばいいか……優しいパパとママ、かわいい弟に囲まれて……撮影中に眠ってしまったのも笑いに変えてくれるあたたかいスタッフ、遊んでくれる監督、こんなあたたかい現場でのびのびやらせていただきました」と感無量の様子。そんな島崎に対し、母・円子役の小泉今日子は温かいほほ笑みを向けるとともに、「スタッフのみなさんは多くのロケに出かけたり、特撮が大変だったと思います。そんな中、わたしは怒って寝てるだけで(笑)……楽な現場でした」とスタッフたちの笑いをさらっていた。
また主演で最後にクランクアップした堤は、「あんまり、感慨深くないな~(笑)」とおどけつつ、「本当に、勉強になりました。初めてのことだらけで。色々役者としてもちょっと変われる気がします。監督の福田さんのせいで(笑)ダメになったな(笑)」とコメント。一方で“ダメにした”と言われた福田監督は、「本当に出演者、スタッフの皆に感謝です」と感謝の思いを口にすると、「全部走り切れた理由は……、割と適当にやったら、ちゃんと撮れていた(笑)。ゴールデンだと思って少し気負っていたところもあったのですが、深夜ドラマでも一緒にやっていた演者さんたちがいつものように芝居をしているのを見て、一気にこのモードになりました」と明かしていた。(編集部・井本早紀)