『ハリポタ』ロン俳優、ドラマ版「スナッチ」に自信!
映画『ハリー・ポッター』シリーズのロン役でおなじみのルパート・グリントが、ソニーのストリーミング・ネットワークCrackleが配信中の話題のドラマ「スナッチ(原題) / Snatch」について、クリエイターのアレックス・デ・ラコフと共に、3月13日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。
本作はロンドンを舞台に20代半ばの詐欺師グループが、トラックに積まれた大量の金塊を盗んだことから、悪徳警官やギャングに追われるハメになるクライム・ドラマ。同ドラマは、2000年にガイ・リッチー監督が手掛けた映画『スナッチ』の精神を受け継いでいるが、映画とは異なる新たな世界観とキャラクターが設定されている。ルパートは主人公チャーリーを演じている。
ヒット映画をドラマシリーズ化した経緯について、アレックスは「1年半前、Crackleに映画『スナッチ』ドラマ化の話をもちかけられた。その後、スタッフとさまざまなアイデアを練って最終的にたどり着いたのは、ブリンクス・マット強盗事件を基にすることだった。それは30年前にイギリスで、当時26億ポンド相当の金塊が盗まれた事件だ。当時、僕が別で映画化しようと考えていたんだけど、僕らはその事件を基に製作を開始したんだ」と明かした。
主人公チャーリーについて、ルパートは「彼は一風変わったキャラクターだ。生まれつきのギャングではない。自分自身の居場所を見つけるのに苦労していて、僕はそれが気に入っている。彼は常に自分の価値を証明しようとして、この三流ギャンググループの中でも、自分の立ち位置を正当化してきた。さらに彼は(貴族階級の出身で)貴族の名にプライドを持っているが、家族からは見捨てられていると感じていて、あえてこのグループの中に家族を見つけようとしている」と説明した。
最後にルパートは、期待される同ドラマに出演することについて「多少のプレッシャーは感じる」とコメントし、「多くの要素で、映画版に恥じないような作品を作らなければいけないし、僕自身も映画版が好きだった。でも、このドラマには新たな要素が加わり、別の世界が展開されていて、そこが重要なんだ」と自信を示した。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)