ジョニデ元妻、バイセクシャル公表で女優生命の危機
ジョニー・デップの元妻である女優のアンバー・ハードが、2010年にバイセクシャルを公表したことがキャリアに多大な影響を与えたと、ビジネス誌エコノミストの「Pride & Prejudice」イベントに出席して明かした。
2010年に「バイセクシャルをカミングアウト」と大きく報じられたアンバーだが、そもそもセクシャリティーを隠したことなどなかったという。「わたしはとても頑固だし、それが悪いことだとも思わなかったから。だからいつでもオープンだったし、活動家として抗議運動に参加したりもしていた」と振り返り、レポーターから恋人について聞かれたため正直に答えただけだったと語る。
「でもそれでレッテルを貼られてしまった。わたしはすぐに『女優のアンバー・ハード』ではなく、『レズビアンのアンバー・ハード』とみなされるようになった」とアンバー。「そのことはわたしのキャリアに影響を与えたわ。とても難しい時期だった」と明かすも、「皆が公表すればわたしのキャリアは間違いなく終わると言ったけど、わたしはそうしたの」と力を込めた。
アンバーによると、彼女がロマンチックな作品でストレートのヒロインを演じることができるのかと疑う監督も何人かいたという。「あきれちゃったわ。わたしは『わたしが演じるのを見ていて』と言って、実演してみせたの」とどうやって難しい状況を切り抜けたのかを説明した。アンバーは近年、『リリーのすべて』『マジック・マイク XXL』『マチェーテ・キルズ』などに出演し、DCコミックスのヒーローたちが集結するアクション大作『ジャスティス・リーグ』(2017年冬日本公開)にもメラ役で登場する。(編集部・市川遥)