『ラ・ラ・ランド』発声上映実施!冒頭の高速道路シーンで「ブラボー!」大合唱
第89回アカデミー賞で最多6部門に輝いたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』の発声可能上映会が2日、TOHOシネマズ新宿で行われ、冒頭の高速道路のシーンで「ブラボー!」の大合唱が沸き起こった。
高橋みなみ、永野もゲスト…『ラ・ラ・ランド』発声上映実施! 画像ギャラリー
ロサンゼルスを舞台に、女優志望のミア(エマ・ストーン)と売れないジャズピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)とのラブストーリー。4月1日(土)までの動員は270万人、興収は36億円を突破するなど大ヒットを記録しており、SNS上でも「思わず拍手をしたくなった」など称賛の声が多く寄せられている。そんな観客の熱い思いに応えるべく、『シン・ゴジラ』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』などでも開催された発声可能上映(コスプレも可)を、本作でも4月5日より全国26スクリーンの一部劇場で実施。映画の歌唱部分に英語歌詞の字幕を載せた、特別な新バージョンでの上映となる。
この日はゲストとして、本作の大ファンを公言する高橋みなみ、さらに盛り上げ役としてお笑い芸人の永野も来場した。本作の冒頭では、ロサンゼルスの渋滞まっただ中の高速道路で、本作の楽曲「Another Day of Sun」が突如流れ、車に乗っている人が次々と外に出て踊り始めるさまをワンカットでとらえた群舞のシーンが語り草となっているが、高橋も「わたしもあのシーンでウワーッと(拍手をしたく)なりそうになりましたけど、映画館ではグッとこらえていました。本当にブラボーと言いたかったんですけど、みんな空気を読んで座っていたんで、こういう機会はありがたい」と笑顔。永野も「見てない人のために内容は言えないけど、夢を追う人の物語としてマジメに共感した」と付け加えた。
とはいえ、いきなり「ブラボー!」と叫ぶのは恥ずかしいという意見も多いことから、会場全員で練習がてら「ブラボー!」の大合唱。高橋も「めちゃめちゃ楽しいんですけど! 初ブラボー! だったんで、ちょっとドキドキしましたね」とワクワクが止まらない様子だった。
そしていよいよ上映が開始。冒頭の高速道路のシーンで「Another Day of Sun」が流れると、観客はそのリズムに合わせて拍手で大盛り上がり。そして曲が終わり、「LA LA LAND」というタイトルがスクリーンに大写しになったところで、会場全員が「ブラボー!」の大合唱。ところどころで拍手や口笛が鳴り響くなど、練習の成果はバッチリ。
途中、物語展開が佳境に入ると拍手を忘れて映画に見入っていた観客だったが、エンドクレジットで再び流れた「Another Day of Sun」で再び拍手。それはまるでカーテンコールのような様相を呈しており、映画を堪能した満足感が会場全体を包み込んでいた。(取材・文:壬生智裕)
映画『ラ・ラ・ランド』は全国公開中(英語歌詞付き発声可能上映は4月5日より全国26スクリーンで実施)