『SING/シング』がV3!春休みアニメがトップ独占の好調ぶり
映画週末興行成績
4月1日のサービスデーと重なった土日2日間(1~2日)の全国映画動員ランキングを3日に興行通信社が発表し、1位から5位までが先週と同じ顔ぶれの中、『SING/シング』が3週連続のナンバーワンを記録した。
同作は先週末だけで動員40万8,167人、興行収入4億7,021万8,900円を記録し、前週動員比は116%、興収比は104.1%という高推移。累計成績は動員264万2,299人、興収31億9,164万9,590円と、3週目にして早くも興収30億円を突破する好調ぶり。春休み期間が終わってからの、息の長い興行にも期待がかかる。
『モアナと伝説の海』は、土日2日間で動員32万9,000人、興収3億7,700万円をあげて2位の座をキープ。こちらも累計動員308万人、累計興収37億2,000万人を記録しており、興収40億円突破も間近だ。『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』は3位で、先週末の動員は25万6,000人、興収2億7,900万円を記録。同作の累計動員は311万6,903人、累計興収は35億3,757万9,600円で動員300万人を突破している。上位を占めるアニメ3作品が週末だけで100万人近くを動員するなど、強さが際立った。
公開2週目の『キングコング:髑髏島の巨神』も好調で、先週末は動員21万1,000人、興収3億320万円をあげて4位を死守。累計動員78万3,468人、累計興収11億5,584万1,000円と興収10億円を突破した。公開4週目の『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』は先週の11位から、ベストテン圏内となる10位に返り咲いた。累計動員は88万187人、累計興収は10億2,147万9,000円で、こちらも興収10億円を突破している。
『ラ・ラ・ランド』は、先週の8位から7位にランクアップするなど、公開6週目にして好調な興行を続けている。累計成績は動員273万8,000人、興収37億3,500万円。4月5日からは、全国26スクリーンで英語歌詞付き発声可能上映会もスタートする。
また、今週はベストテン圏外だが、本年度アカデミー賞作品賞を獲得した『ムーンライト』が75スクリーンで公開され、都市部の劇場で満席の回が続出。初日となった31日の金曜日を含む3日間で動員5万4,003人、興収6,586万2,000円と大ヒットスタート。今後も公開館が増える見込みで、さらなる好成績が予想される。
今週末は『ゴースト・イン・ザ・シェル』『夜は短し歩けよ乙女』『T2 トレインスポッティング』『おそ松さん 春の全国大センバツ上映祭』『LION/ライオン ~25年目のただいま~』『ブルーハーツが聴こえる』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2017年4月1~2日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(1)『SING/シング』:3週目
2(2)『モアナと伝説の海』:4週目
3(3)『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』:5週目
4(4)『キングコング:髑髏島の巨神』:2週目
5(5)『ひるなかの流星』:2週目
6(7)『PとJK』:2週目
7(8)『ラ・ラ・ランド』:6週目
8(6)『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』:2週目
9(9)『パッセンジャー』:2週目
10(11)『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』:4週目