声優・水島裕、サモ・ハンとの対面に感無量!「一言でもいいから出続けて」
来日中のサモ・ハンと声優の水島裕が6日、新宿武蔵野館で行われた、「サモ・ハンis BACK!」の舞台あいさつイベントで対面。水島は「20代で『燃えよデブゴン』の吹き替えをしてから、ずっとサモ・ハンさんの声をやらせてもらって今日まで来ています。その時間を過ごせたことは僕にとって幸せな時でした」と感無量な表情を浮かべると、サモ・ハンの肩に手をまわしたり、一緒に写真を撮ったりと、少年のように目を輝かせてはしゃいでいた。
「サモ・ハンis BACK!」は香港映画界のレジェンド、サモ・ハンが20年ぶりにメガホンを取り、自らアクション監督・主演を務めた『おじいちゃんはデブゴン』と、ベニー・チャン監督のもと、アクション監督を担当した『コール・オブ・ヒーローズ/武勇伝』の2作品を連続上映するというもの。
この日のチケットは「秒殺」で売り切れるなどファンにとってはプラチナチケットとなり、サモ・ハンの登場前から劇場入り口には人だかりが。そんな中で登場したサモ・ハンは「若いころから年寄りになってまで、こうして応援していただけるのは幸せです」と笑顔を見せると、客席では泣き出す人も現れた。
11年ぶりの来日となるサモ・ハンは「長い間来日していませんでしたが、常に日本のことは心にありました。香港でも日本料理ばかり食べていました」と客席を笑わせると、『おじいちゃんはデブゴン』にユン・ピョウやカール・マッカ、ディーン・セキなど旧友たちがこぞって出演していることについて「電話で1日遊びに来ないかって誘ったら、みんな来てくれたんですよ」と深い絆で結ばれていることを明かしていた。
現在65歳のサモ・ハンに水島が「監督作品も素晴らしいですが、一言でもいいから俳優として出続けてください」と懇願すると、サモ・ハンも「水島さんがいるからやめられませんね」と笑顔。さらに「次回作の企画はすでにあります。今年の7~8月に撮影できればと思っているんです。内容についてはまだ『面白い作品』としかいえませんけどね」とファンにはたまらない発言で会場を沸かせていた。(磯部正和)
映画『おじいちゃんはデブゴン』は5月27日、『コール・オブ・ヒーローズ/武勇伝』は6月10日より新宿武蔵野館、シネマート心斎橋ほか全国順次公開