『ターミネーター』シリーズは終わってない!シュワちゃん新作熱望
2015年に公開された映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』の続編は製作中止になったが、主演のアーノルド・シュワルツェネッガー自身は、同シリーズの新作を望んでいるようだ。映画サイトFandangoが報じている。
シュワルツェネッガーが約12年ぶりにターミネーター役で復帰したシリーズ第5弾『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は、それまでに描かれた物語を全てリセットし、米パラマウントのもとで新たな3部作の第1部としてつくられた。しかし、同作はアメリカ国内で批評・興行共に振るわず、続編の公開日は決定していたものの、撮影が始まることはなく、ついにはその企画が立ち消えになってしまっていた。
そんな中、同サイトのインタビューに応じたシュワルツェネッガーは、『ターミネーター』シリーズに別れを告げるのはどんな気持ちかを問われると、「ほかの『ターミネーター』映画をつくるのを楽しみにしているんだ。私は終わりにしたくない。ウソのニュースみたいなもんだ。大統領が言ったことのようにね。人々はそれを記事にするだけ。なぜかはわからない」と即座にその質問自体を訂正する。
「パラマウントが『ターミネーター』シリーズを続けたくないといっても、やりたいというスタジオはほかに15社もある。つまりそれは、『ターミネーター』シリーズが終わったということにはならない、そう思わないかい? 彼らなりの方法でほかのスタジオと交渉している段階っていうだけなんだよ。その詳細について、私からはここで話せないけど。彼らが発表するだろう。でも、本当に、『ターミネーター』シリーズは決して終わってないんだ。2018年以降に思い出してくれ、ジェームズ・キャメロンが戻ってくる。そして続いていくんだ」と期待をあおるコメントを残した。
このシュワルツェネッガーの発言は、先月に報じられた、シリーズ生みの親であるキャメロンが、『デッドプール』のティム・ミラー監督を起用して、シリーズに終止符を打つ新作を企画しているというものを指していると思われる。同新作企画については、年内に何らかの発表がされる予定だとスカイダンス・プロダクションズ設立者で映画プロデューサーのデヴィッド・エリソンが語っていた。その新作企画に、シュワルツェネッガーが再登場するかなどは明らかになっていなかったが、今回の発言から少なくとも彼自身は再演を望んでいるようだ。(編集部・石神恵美子)