サム・メンデス、批評家の評価が高いコミックを映画化か
映画『アメリカン・ビューティー』『007 スペクター』などのサム・メンデス監督が、エミール・フェリスのコミック「マイ・フェイヴァリット・シング・イズ・モンスターズ(原題) / My Favorite Thing Is Monsters」の映画化作品で監督交渉に入ったとDeadlineが報じた。
本作は米ソニー・ピクチャーズが同コミックの映画化権を獲得したばかりで、取引成立間近の作品。『ザ・コール [緊急通報指令室]』のブラッドリー・ギャロとマイケル・A・ヘルファントが製作を務める予定のようだ。
コミックのストーリーは、1960年代のシカゴを舞台に、10歳の少女カレンが、上の階に住むホロコーストの生存者である女性アンカが殺害された事件を解決しようとするもの。カレンが調査していくうちに、謎に包まれたアンカのナチスドイツでの生活が明らかになっていく。個性的な作品として批評家から高い評価を受けていたコミックだ。
もしメンデスに決まれば、彼の手腕でどのように映画化されるか楽しみだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)